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【神奈川県】

ボトルキャップで新競技 パラ支援へ川崎のNPO企画

神奈川新聞 2020年7月29日(水)
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開発した「ボトルキャップ・ボッチャ」を実演する井上理事長=川崎市宮前区

 スポーツを通じたまちづくりを進める川崎市のスポーツクラブなどが、ペットボトルのキャップを活用し、パラスポーツの振興や国際交流の促進に取り組んでいる。キャップを使ったパラスポーツを開発したほか、アート作品展も企画。活用後は、キャップを海外の子どもたちが接種するポリオなどのワクチンに変えるNPO法人に寄付する。団体は「閉塞(へいそく)気味の時代だからこそ、前向きに行きたい」と意気込んでいる。
 「ABCプロジェクト」に取り組むのは、同市川崎区と宮前区で総合型地域スポーツクラブを手掛けるNPO法人「ファンズアスリートクラブ」が運営する「ファンズスポーツクラブ川崎」と「ボーダレス・スポーツ・プロジェクト」の2団体。自宅で楽しめ、2団体がテーマに掲げる「障害者スポーツを知って共生を考える」「スポーツで国際交流」という理念も実現できるプロジェクトとして開始。ABCは「『最初の一歩』を踏み出そう」との意味を込めた。
 キャップの回収に加え、卓上で楽しめるパラスポーツを開発した。その名も「ボトルキャップ・ボッチャ」。ルールはパラリンピック競技のボッチャと同じ。球の代わりのキャップを指ではじく。
 キャップを生かして制作したアート作品展も企画した。平面や立体など自由な形式で、20日から8月23日まで作品を募集。同30日から9月5日まで、カルッツかわさき2階のギャラリーに展示する。
 そのほか、8月9、10の両日にJR川崎駅近くの商店街「銀柳街」で、同16日はカルッツかわさきでイベントも予定している。回収、活用したキャップは、ポリオなどのワクチンに変え、海外の子どもたちに接種をしているNPO法人「Reライフスタイル」(横浜市金沢区)に寄付する。
 ファンズアスリートクラブの井上秀憲理事長(52)は「ボードゲーム感覚でパラスポーツを楽しんだり、アート作品を制作したりして、それが海外の子どもを助けることにつながる」と説明。「新型コロナウイルス感染症の影響でパラスポーツの振興は止まりかねない状況だが、プロジェクトを通して親しんでほしい」と期待している。
 ボトルキャップ・ボッチャの専用コートは「カルパラ」(カルッツかわさきのパラスポーツ振興プロジェクト)のホームページからダウンロードできる。アート作品は1点ごとに専用の応募票を添付し、2団体に持参、または郵送する。応募票はファンズアスリートクラブの公式サイトから入手できる。同サイトではキャップの回収ボックス設置場所も紹介している。問い合わせは、ファンズスポーツクラブ川崎TEL070(6573)8631。


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