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【宮崎県】

高齢者に寄り添って 小林市、訪問調査員を委嘱

宮崎日日新聞 2020年7月30日(木)
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宮原市長(右)から委嘱状を受け取る高齢者訪問等調査員=28日午前、小林市

 新型コロナウイルス感染拡大により外出機会が減っている高齢者の認知、身体機能の低下が懸念される中、小林市は住民ボランティアが「高齢者訪問等調査員」として健康状態などを確認する取り組みを始めた。市は28日、31人に委嘱状を交付した。
 市によると、人との交流が減った状態が続くと、認知症リスクなどが高まるとされる。悪化する前に支援につなげることが大切だが、専門職だけで全ての高齢者を把握するのは難しいという。
 同調査員は、介護予防ボランティアなどに取り組む各地域のシニア世代に委嘱。介護サービスなどの支援を受けていない75〜79歳の在宅生活者約1500人を対象に、自宅を訪れてチェックシートで健康状態などを聞き取る。結果は市や地域包括支援センターが分析し、認知、身体機能の低下が懸念された場合は必要な支援を行う。
 同市の八幡原市民活動支援センターであった委嘱式では、市担当者が訪問前の検温や、聞き取りを30分以内で済ませることなど感染防止のための注意事項を説明。委嘱された同市細野、原田カスミさん(73)は「会って話をすることで、地域の方々の不安も和らげたい」と話していた。