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【宮崎県】

障害者 在宅でIT訓練 宮崎市の就労支援事業所

宮崎日日新聞 2020年8月3日(月)
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就労移行支援事業所「Blue Ocean」でIT技術を学ぶ利用者ら

 宮崎市の就労移行支援事業所「Blue Ocean(ブルーオーシャン)」は、就職を希望する障害者がオンラインでIT技術を学ぶ在宅訓練に力を入れている。当初は新型コロナウイルス感染防止が目的だったが、リモートワークに対応できる人材育成につなげようと本格的に導入。同事業所は「社会の変化を障害者の選択肢を増やすチャンスに」と意気込む。
 同事業所は昨年8月に設立。ITに特化し、ワードやエクセル、ホームページ作成やプログラミングなどを学べる。これまでに2人が就職し、現在は同市や三股、高鍋町などから20〜40代の15人が通っている。
 県内で感染が相次いで確認された4月、市の許可を得た同事業所はビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」の使い方を教えるなどの準備を経て、在宅訓練を開始。5月の緊急事態宣言解除後も通所と並行し、需要が見込まれるリモートワーク技術の向上へ訓練を続けている。
 在宅訓練では、利用者はメールで課題を提出。採点した職員は画面越しに解説したり質問に答えたりするなど、通所と同じサポートを行う。また週1回は事業所で顔を合わせ、体調や心のケアに気を配るという。
 教室長の木下大輔さん(26)は「合う合わないはあるが、外出で緊張していた人は通所の負担が減り、能力をフルに発揮できるようになった」と手応え。「在宅勤務が可能な県外企業にも挑戦できる。コロナ禍で大変だが、障害者も多様な働き方ができるきっかけになれば」と話している。
 同事業所(電話)0985(89)0288。