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【岩手県】

コロナ 悩める訪問看護・介護 岩手県内、利用者守るため懸命

岩手日報 2020年8月4日(火)
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感染予防のためマスクや手袋を着用し、訪問先で利用者を検温する介護士。夏場は暑く、ゴーグルは曇る=盛岡市内

 新型コロナウイルスの感染者が岩手県内で確認され、警戒が続く中、訪問看護・介護の現場は予防策に悩みを深めている。北上市の訪問看護事業所の看護師女性が特命取材班に寄せた「訪問先での感染リスクに悩んでいる」との声から取材すると、従事者の苦悩が浮き彫りになった。施設のような面会禁止は難しく、看護師らは複数の高齢者らに接するケースも多い。感染すれば重症化の恐れがある利用者に安心を提供しようと、現場は懸命の対応を続けている。

 「スタッフが普段の生活から気をつけても、知らずに感染する恐れもあり感染防止には限界がある」。取材班に情報を寄せた女性看護師は、プレッシャーのかかる状況を打ち明けた。

 看護師の事業所が担当する在宅療養者には、酸素吸入や人工呼吸器を使用するなど、コロナに感染した場合に重症化する疾患を持つ人も多い。訪問先の家庭には関東圏から来客があった場合の報告を依頼しているが、報告がない場合も。一般家庭で人の出入りを厳密に管理するのは困難だ。

 女性看護師はフェースシールドを手作りするなどして対応しており「防護服もエプロンを代用している。現状を多くの人に知ってもらい、自身や多くの人の身を守る対策を心掛けてほしい」と訴える。

 県によると、県指定の訪問型事業所(6月1日現在)は、看護106事業所、介護350事業所ある。各事業所はそれぞれ対策を進める。

 盛岡市津志田の盛岡医療生活協同組合ヘルパーステーション・にじ(橋本智恵美管理者)は、県外から帰省した人の有無や同居人の体温なども確認した上で訪問する。介護士はゴーグルにマスク、手袋を着用。ゴーグルはマスクから漏れる息で白く曇る。

 橋本管理者は「入浴介助は息苦しいが、やむを得ない。感染しても感染させてもいけない。不安とプレッシャーの毎日」と語る。

 利用者の多くは複数の事業所を利用している。同組合の鈴木幸子常務理事は「事業者間の情報交換が少なく対策もそれぞれで異なるため、安全性に不安がある。危険を感じながらも、必要とする人がいる限り事業は継続しなければならない」と頭を悩ます。

 県長寿社会課の新田富士男介護福祉担当課長は「国の感染防止対策マニュアルや、県の基本的対処方針に基づいて対応してもらうようにお願いしている。事業者をはじめ、利用者やその家族など県民一人一人が対策を徹底することが大事だ」と呼び掛ける。


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