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【徳島県】

徳島の子ども食堂が宅配 配達をきっかけに育児相談も、地域での孤立防ぐ

徳島新聞 2020年9月11日(金)
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クレエールが「こども宅食」で届ける食べ物の詰め合わせ=徳島市の万代中央埠頭

 生活に余裕がない子育て世帯に食べ物を無償で届ける「こども宅食」を、徳島市のNPO法人クレエールが10月から始める。子ども食堂に来られない家庭にも支援を広げるのが目的で、県内初の取り組み。配達をきっかけに子育ての相談にも応じ、地域での孤立を防ぐ。

 届けるのは、弁当や菓子、コメ、パン、野菜、レトルト食品、カップ麺など10食分の詰め合わせ。クレエールが運営するレストランの仕入れ業者や生産者らから寄せられる規格外の野菜や賞味期限が近づいた食品を活用する。

 18歳以下の子どもがいる徳島市内の家庭を対象に、10月1日午前10時からウェブサイトや会員制交流サイト・フェイスブックで申し込みを受け付け、月1回自宅に配る。ひとり親家庭や障害児を育てている家族、生活保護や就学援助の受給世帯、夕食の時間までに親が帰れない家庭などを優先する。職員らが食べ物を渡す際に話し掛け、気軽に相談してもらえる関係を築く。

 クレエールは2018年7月に同市昭和町で子ども食堂を始め、これまでに幼児から高校生まで延べ約7千人が集まった。今年6月に万代中央埠頭に移転。新型コロナウイルス感染防止のため、当面は持ち帰りを中心に平日と第4土曜日に開いている。

 昨春に小学生から「子ども食堂に行きたいけど、年下のきょうだいと留守番している」との電話があり、支援の要る子どもに直接届けるこども宅食を企画した。クレエールのサポートを続けている石原金属(徳島市)が食品提供などで協力する。

 喜多條雅子理事は「新型コロナの影響もあり需要は大きい。子どもたちがおなかをすかさず元気に成長できるよう、支援を続けていきたい」と話している。

 こども宅食は東京都文京区と民間団体が17年に共同で始め、取り組みが全国に広がっている。

 クレエールは、食品の提供や運営を手伝ってくれるボランティアを募っている。問い合わせは、平日午後1〜5時にクレエール<電088(654)5205>。


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