ニュース
トップ

【青森県】

中泊町でICT活用 買い物支援システム稼働

東奥日報 2020年10月15日(木)
ニュース画像
開発業者の担当者(左)の指導で専用タブレット端末の操作を体験する下前地区の利用客=中泊町のすくすくしたまえ館

 青森県中泊町小泊で13日、近くに小売店がなく車の移動も困難な買い物弱者をサポートするため、情報通信技術(ICT)による「買い物支援システム」の稼働が始まった。住民が専用の情報端末で注文し、受注した同町の特産物直売所「ピュア」が移動販売の際に品物を受け渡す。1年間システムを運用し、採算性や利便性などを検証する。

 中泊町は県の「青森型地域共生社会実証事業」のモデル地区となっており、同事業の一環で、ピュアが小泊、下前地区で移動販売に取り組んでいる。

 同システムは、買い物弱者の解消を目指し、県西北地域県民局と青森市のIT企業リンクステーションが共同開発した。利用客は初めに、本人を識別するQRコードを登録する。QRコードをタブレット端末で読み取るとピュアの商品カタログが表示され、欲しい品を画面上の買い物かごに入れて注文。品物は移動販売の際に代金を支払って受け取る。商品カタログには約200品目を用意し、定期的に入れ替える。QRをスマートフォン(アンドロイド限定)にダウンロードすることで、スマホでも注文できる。

 13日は同町下前地区のすくすくしたまえ館でピュアの移動販売が行われ、館内にタブレット端末を配備。開発業者から助言を受けて操作を体験した薮田幸子さん(60)は「スマホを持ってない自分でも操作できたので慣れれば便利」、成田つり子さん(67)は「これで欲しい物が確実に手に入れられるようになる」と歓迎した。ピュアの前田晴香店長は「事前の注文把握で欠品を防げるし、手間も省ける」と期待を掛けた。