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【山梨県】

てい鉄 壁飾りや置物に 不要品磨き加工、来年販売 甲府の障害者施設の利用者制作

山梨日日新聞 2020年10月29日(木)
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てい鉄の小物作りに取り組む施設利用者=甲府市高畑1丁目

 甲府市高畑1丁目の多機能型障害福祉サービス事業所「こっとん」(依田伸施設長)の利用者が、不要になった馬のてい鉄を再利用した小物作りに取り組んでいる。県内の馬場から譲り受け、木材と合わせて壁飾りや置物などを制作。来年の商品化に向け、作業を進めている。
 施設は知的、精神などの障害者20人が利用。このうち約10人は就労支援の一環で、企業から請け負った家財部品の組み立て、畑仕事や手芸品作りなどをしている。
 てい鉄の小物作りは今年に入って始めた。材料は牧場などから不要品を調達。利用者は紙やすりや割り箸で表面のさびを落とし、磨く作業から始める。その後、地元のボランティアから寄せられた木材と組み合わせ、壁や玄関などのインテリアとして使える小物に加工している。てい鉄に色を塗ることもある。
 依田施設長と、知人で県内の乗馬愛好家グループに所属する同市朝気2丁目の松井栄さん(68)が協力して企画。てい鉄は松井さんを通じて、仕入れている。
 施設によると、てい鉄は「U字型が幸運をため込む形をしている」「7本のくぎを打ちひづめに付ける」などの理由で、欧州を中心にラッキーアイテムとされている。インターネット上では、てい鉄を加工した装飾品、てい鉄をかたどったジュエリーなどが安定した人気という。
 施設利用者が作るてい鉄の小物は現在ストックしてあり、来年1月以降にネット販売する予定。利用者の男性(24)は「てい鉄のさびを落とすのは大変だけれど、きれいになるとうれしい。人の目に触れる場所に飾ってほしい」と話している。


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