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【神奈川県】

サッカー観戦は手の感覚で 川崎、ボールの動きが分かる装置

神奈川新聞 2020年10月30日(金)
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デバイス上の突起の動きとリストバンドの振動で試合の興奮を伝える=18日、等々力

 エキサイティングな攻撃サッカーを両手で体験─。J1川崎フロンターレが視覚障害者向けに、ピッチ上のボールの動きを指で感知するデバイス(装置)を用いた試合観戦の可能性を探っている。大手広告代理店などと連携し、このほど体験イベントを実施。まだテスト段階だがリーグでは初の試みで、企画担当者は「サッカーの魅力を分かりやすく伝えるためにサポートできれば」と話している。「ハプティックフィールド」と呼ばれる触覚デバイスの大きさは縦約24センチ、横約36センチで、表面をテントなどに用いられる防水生地で覆ってピッチを再現。スタジアム内の解析用カメラ2台が捉えた試合中のボールの動きに合わせ、デバイス上の突起が動く仕組みだ。
 利用者はFMラジオの実況が流れるヘッドホンと、両腕にリストバンドを装着。近くのオペレーターが「シュート」「ブロック」「スローイン」「喜び」などの場面に合わせて複数の振動を使い分け、戦況をリアルタイムで伝える。
 装置はパラ競技の普及を目指して電通や競技団体などでつくる「パラスポーツラボ」がブラインドサッカーの観戦者向けに開発。昨年6月の同競技の日本選手権でも試作品による検証が行われた。
 フロンターレは今月18日、等々力陸上競技場(川崎市中原区)で行われた名古屋グランパス戦に視覚障害のある3人を招待。視力低下で最近はスタジアムから足が遠のいていたという30代女性は「思ったよりも試合の感覚が分かって面白い。スタジアムの生の歓声も聞こえてくるので一体感を味わえる」と感想を語った。
 重さ2キロほどある装置の軽量化や画像解析などオペレーションの簡素化が今後の課題だが、パラ競技の技術向上につながる可能性もある。同ラボの三浦僚プロデューサー(39)は「バスケットボールやラグビーなど他の球技にも転用できるかもしれない。今後もこういうきっかけを増やしていきたい」と意欲的だ。
 クラブはこれまでも発達障害児向けの観戦ツアーや障害者に就労体験の場を提供するなどの社会貢献活動に力を入れてきた。担当者は「障害のあるなしにかかわらず、誰もがスタジアムで試合観戦を楽しんでほしい。ハード面の課題も含めて今後継続的にできるかは検討していきたい」と話している。


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