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【青森県】

クラスターでの苦労、経験を今後に

東奥日報 2020年12月1日(火)
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コロナ感染再発防止のため、職員は腰に消毒液を提げて介助に当たり、頻繁に消毒を行うことにした=八戸市のひまわり苑

 新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が起きたデイサービスセンターひまわり苑(青森県八戸市)の施設管理者が29日までの東奥日報取材に対し、当時の状況を振り返った。陽性患者の接触者確認やPCR検査場所への送迎、他サービス事業者への連絡などで課題があることが浮かび上がった。また、誹謗(ひぼう)中傷の電話が次々と来る中で届いた励ましの手紙が職員の心を救ったという。サービス再開に当たって対策を強化しており「もう2度と感染は起きてほしくない。私たちの経験を今後の対策につなげてほしい」としている。

 「コロナ検査で陽性の人が、ひまわり苑を利用していた」。10月30日、八戸市保健所から電話が入り日常が一変した。31日には職員2人の感染が判明。11月1日にも新たな感染者が判明しクラスターとなった。

 施設管理者の戸賀澤毅さんによると、感染が判明した人の接触者を特定し、PCR検査を受けてもらわなければならなかった。通所型のデイサービス施設は入所型施設と違い、日々別々の高齢者がサービスを利用している。「いつもとは違う曜日に臨時に利用していたり、サービスの体験で来所していた人もいた」。新たな感染者が判明すると、さらに接触者を確認しリストを作成するなど、多くの時間がかかった。

 併せてPCR検査の場所への送迎が課題になった。検査を受ける人は感染している可能性があるため、バスやタクシーを使えない。1人暮らしはもとより、家族がいても仕事などで対応できない場合もあった。誰が送迎するのか明確な仕組みがない中、「ここで発生したことなので、私たちがやるしかない」との責任感から利用者宅を回り送迎に当たったという。

 ひまわり苑以外の複数の介護サービスを利用している人もおり、関係先への連絡も必要だった。だが今年はコロナの影響で事業所同士が顔をつき合わせるケア会議があまり開かれておらず、誰が、どこの、何のサービスを利用しているのかの確認にも時間を要した。

 ひまわり苑は施設と送迎車の消毒をし、16日にサービスを再開した。対策強化として、テーブルに飛沫(ひまつ)防止のアクリル板を設置。利用者が座る時は向き合わないようにした。消毒液は各職員が腰に提げ、介助するたびに手指を消毒している。利用者の検温は1日3回に増やし、基本的に37度以上は休んでもらうことにした。食事や入浴は1テーブルや1回当たりの人数を減らし、密にならないようにした。職員は入浴介助時もマスクをしている。

 今回の経験を基に、戸賀澤さんは「感染が起きると職員が自宅待機になったりしマンパワーが足りない。接触者リスト作成、他事業者との連絡業務などに行政から応援を派遣してもらえれば対応を早く進められる」「PCR検査への送迎の仕組みを確立してほしい」などと語った。


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