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【高知県】

聴覚障害の教諭を初採用 森崎さん高知ろう学校の教壇に

高知新聞 2020年12月16日(水)
ニュース画像
手話と口話で授業をする森崎茜さん(高知市の高知ろう学校)

同じ悩みや困難の経験生かし「子どもの良き相談相手に」
 高知市中万々の県立高知ろう学校で今春から、聴覚障害がありながら小学部教諭として教壇に立つ女性がいる。高知ろう学校の卒業生でもある森崎茜さん(25)。2006年に県教委が障害者特別選考を始めて以降、聴覚障害者を新規採用するのは初めてだ。特別支援教育課は「子どもと同じ障害があるからこそのサポートを」と期待している。


 森崎さんの聴覚障害は重度と診断され、「生活音はほぼ聞こえず、ジェット機のエンジン音も近くでやっと分かる程度」という。1歳から高知ろう学校幼稚部に通園を始めた。補聴器でわずかに感じる音と、相手の口の動きで言葉を読み取り、自分に聞こえない声を発してコミュニケーションする「聴覚口話法」を習った。

 小学校は小高坂小学校に通い、中学、高校は高知ろう学校へ。教員を目指すために、東京学芸大学で特別支援教育を専攻。小学校と特別支援学校(聴覚障害)の教諭免許を取得した。

 教育実習などで、都内に複数あるろう学校の実情を目の当たりにした。100人近い子どもに加え、聴覚障害の教員が10人ほどいる学校があった。どの学校も、耳の聞こえない教員がいるのが「当たり前」の環境に驚いた。採用を都内で目指す考えもあったが、ふるさとの状況が気掛かりで「いつか誰かがやらないと」と新規採用第1号になると決意。見事に採用審査をクリアし、この春、高知ろう学校へ配属となった。

 現在は幼稚部、小学部、中学部、高等部に20人の子どもが在籍しており、小学1、3年の授業を担当。授業で「分かった。なるほど」という反応に、教師としてのやりがいを実感しているが、楽しい学びと指導の両立には難しさも感じているという。

 森崎教諭が幼稚部の時の担任で中学、高等部時代も知る山中智子教頭は「聴覚障害という困難があっても、活発に校外の人と交流をした生徒だった。さまざまな困難を乗り越えた経験を子どもたちに伝えてほしい」と期待する。森崎教諭は「私が悩んだように、聞こえないことで悩むであろう子どもたちの良き相談相手になりたい」と意気込んでいる。(新田祐也)


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