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【岩手県】

難病の子ども 遊べるおもちゃ 岩手・花巻の美術館に姉妹館が寄贈

岩手日報 2020年11月20日(金)
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「あそびのむし」のおもちゃをPRする高橋佳苗副館長(左)と橘高春生部長

 花巻市上町の花巻おもちゃ美術館(平野裕幸館長)は17日、姉妹館の東京おもちゃ美術館(東京都)から、難病の子どもと家族が一緒に遊べるおもちゃセット「あそびのむし」が寄贈された。病気や障害の有無にかかわらず、遊びで夢中になれる環境に向け新たなアイテムが加わった。

 贈呈式は花巻おもちゃ美術館で行われ、高橋佳苗副館長が東京の橘高(きつたか)春生(はるみ)施設運営部長から受けた。同日行われたおもちゃ学芸員養成講座の受講者にもおもちゃが紹介された。

 セットは東京おもちゃ美術館が日本財団と共同開発。踏むと音が鳴る「ドレミマット」、木でできた動物が音を立てながら坂を下っていく「歩く動物」など約50個。難病の子どもと親、専門家と厳選し、特徴的な色や音を通して楽しめるおもちゃを詰め込んだ。

 開発担当者で東京の石井今日子副館長は「その場にいる人が遊んで笑い合い心を通わせることができるようなおもちゃ。難病や重度障害児でも遊べる美術館を目指してほしい」と期待。花巻の高橋副館長は「子どもたちが笑顔になれるよう活用方法を考えていきたい」と意気込む。

 東京おもちゃ美術館は11月から、全国の病院や施設など約100カ所への配布活動を展開。県内では盛岡市の児童発達支援施設「アクティブキッズ」にも贈る。