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【栃木県】

コロナ禍で高齢者の孤立、懸念 栃木県内支援者、工夫し見守り

下野新聞 2021年2月19日(金)
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買い物の依頼を受け、1人暮らしの高齢女性宅へ食料品を届ける門間さん(右)

 コロナ禍で人と人との接触を減らすよう求められる中、高齢者の孤立を懸念する声が支援者の間で上がっている。支援者が訪問活動を控えたところ、1人暮らしの高齢者が認知症を発症していたという深刻なケースもあったという。支援者らは感染対策に気を配りながら、見守り活動などを続けている。
 大田原市内。高齢者の孤立予防に取り組む一般社団法人「えんがお」の門間大輝(もんまだいき)さん(27)は1人暮らしの女性(72)から依頼を受け、約1週間分の食料品を買い、女性宅へ届けた。こまめな手指消毒、ソーシャルディスタンス(社会的距離)確保など感染対策を徹底。「本当だったらもっと(女性と)話して困り事を把握したりしたいが…」と門間さん。コロナ禍の今は極力、短時間で済ませるようにしている。
 同法人は宣言の再発令を受け、高齢者らの集いの場となっていたサロンを休止した。すると「一人で家にいると寂しい」「人に会いたい」といった声が届いたため、「短時間」「食事禁止」など制限を設けてサロンを続けることにした。
 近所に住む鈴木トシ子(すずきとしこ)さん(88)は「コロナでなかなか人に会えず寂しい。少しだけでもここに来られるとうれしい」とマスク姿で話した。
 栃木市の民生委員、児童委員で県民生委員児童委員協議会会長の日向野文代(ひがのふみよ)さん(73)も「家にいるばかりだと身体機能が落ちてしまう」と心配する。コロナ禍で民生委員が訪問を控えたところ、1人暮らしの高齢者が認知症を発症していたという事例もあったという。「会話は一つの大きな元気の秘訣(ひけつ)だと思う」。感染対策を工夫しながら高齢者世帯などの見守り、訪問活動を続けている。


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