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【宮崎県】

困窮世帯支援へ耕作放棄地活用 食料安定調達目指す

宮崎日日新聞 2021年3月30日(火)
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耕作放棄地だった水田で田植えを行う参加者ら。収穫した米は生活困窮者への支援に使う=28日午前、宮崎市本郷南方

 耕作放棄地を再生し、収穫した米を生活困窮世帯の食料支援に役立てる活動が県内で進み始めている。28日には20年以上使われていなかった宮崎市本郷南方の水田で、貧困世帯への食材配布を手掛ける「フードバンクみやざき」(長友宮子代表)の関係者と地域住民が田植えを実施。同団体によると、同様の取り組みは全国でも珍しく、関係者は「地域で支え合い交流しながら、持続的に食料を確保する取り組みとして広げたい」と意気込む。
 フードバンクみやざきは、同市内の30世帯に食料を月1回届けているが、ここ1年は新型コロナウイルス禍で支援依頼が急増。企業などから食材の提供を受ける今の仕組みでは、すべての依頼に応えられない状況で、新たな調達ルートを探していた。
 その窮状を知って動いたのが、耕作放棄地の草刈りをボランティアで20年以上行っている同市本郷南方の内科医、日高四郎さん(66)。耕作放棄地を使った食料支援を同団体に持ちかけ、地域住民所有の水田20アールを確保し、周囲の協力も得てあぜ道作り、代かきをするなどして準備を進めた。苗も思いに賛同した農家が寄付してくれたという。
 28日は雨の中、地域住民や同団体関係者ら約25人が田植えに参加。経験者に教わりながら20アールに苗を植え付けた。終了後は、炊き出しのカレーを食べながら交流。友人に誘われて参加した宮崎学園高2年、松崎統馬さん(17)は「自分たちが手伝ってできたお米が、困っている人の役に立つと思うとうれしい。また参加したい」と話していた。
 8月には約千キロの収穫を見込んでおり、その大部分は食料支援に回し、一部は地域住民に配布したり、災害時に備えて備蓄したりする予定という。
 長友代表(45)は「日高さんの呼び掛けで地域住民などたくさんの方に協力してもらった。米だけではなく野菜なども、耕作放棄地を活用して確保できるように模索していきたい」。日高さんは高齢化の進展などで耕作放棄地は増え続けるとして、「1人では難しくても、地域で支え合えば活用は可能。困っている人のためにも、世代間の交流も行いながら、食料が届けられる仕組みとして継続していきたい」と意欲を語った。


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