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【岡山県】

発達障害、子育て経験伝達 岡山、ペアレントメンターが支援に一役

山陽新聞 2021年4月6日(火)
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研修会の事前収録で、子育ての経験を語る藤井さん(左)。発達障害への理解や家族への支援を広げたいと活動する

 自閉スペクトラム症(ASD)などの発達障害がある子どもの保護者が、同じ境遇の保護者や支援者らに子育ての経験を伝える「ペアレントメンター」が岡山県内で活躍している。県が2013年度から派遣を開始。保護者の苦悩に寄り添いつつ、子どもとの関わり方などを当事者目線で語り、障害への理解や家族への支援に一役買っている。

 「障害がある子どもは、できるようになるまで時間がかかるので、待ってあげて」。2月下旬、発達障害がある子どもや家族に関わる支援者の研修会に向け、メンターの藤井明子さん(51)=倉敷市=が事前収録で思いを語った。

 息子が小学生のころ、校外学習で初めて訪れる場所への不安を解消するため、事前に現地を下見して作った行程表を持たせた経験を紹介し、「どうしたらできるか考えることが大事だ」と強調した。派遣開始当初から活動しており、「感謝や共感の声を聞くとうれしい」と話す。

 メンターはこれまでに、親同士の座談会や教職員らの研修会などに800回以上派遣され、18年度は最多の143回、19年度は129回活動した。新型コロナウイルス禍で20年度は70件に減ったが、オンラインでも対応。聴講した保護者からは「一人で悩まず、周りを頼る大切さが分かった」などと好評だ。

 岡山県内では3歳児健診で発達障害が疑われる子どもが増加傾向にあり、県によると19年度は2771人で全体の19・6%と、10年間で約7ポイント増。学校や保育園などで教職員らが子どもと関わる機会は増えており、玉野市児童発達支援センターの須崎久美さん(37)は「子どもと向き合う上で親の思いや苦悩を理解することは必要だ」とする。

 県は23年度までにメンターを55人に拡充する目標を掲げており、派遣の事務局を担うおかやま発達障害者支援センター(岡山市北区祇園)の新谷義和所長は「メンターに傾聴や共感してもらうことで、『一人じゃない』と感じる保護者は多い。支援者もぜひ利用し、家族へのフォローアップに生かしてほしい」と話している。

 ペアレントメンター ペアレント(親)とメンター(信頼できる相談相手)の複合語。発達障害がある子どもの保護者が、地域の発達障害者支援コーディネーターらの推薦を受けて規定の講習を受講し、登録する。現在の登録者は30〜60代の男女48人。行政機関や団体などの依頼で、おかやま発達障害者支援センターが派遣する。


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