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【鳥取県】

高齢女性に若返りと張りを 「福祉ネイル」山陰両県でも広がり

山陰中央新報 2021年4月16日(金)
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施設利用者にネイルを施す若田友里さん(左)=米子市上後藤3丁目、通所リハビリテーションセンターかみごとう

 介護福祉施設の高齢の女性らにネイルを施す「福祉ネイル」が山陰両県でも、じわじわと増えている。指先を華やかに彩ることで気持ちが若返り、生活に張りを生む。認知症予防の効果も期待され、新たなケアとして注目されている。

 「何色にしましょうね」

 養和病院通所リハビリテーションセンターかみごとう(鳥取県米子市上後藤3丁目)を訪ねた同病院の事務で福祉ネイリスト資格を持つ若田友里さんが、色とりどりのネイルサンプルを出し、施設利用者と向き合った。

 利用者の田中普美子さん(87)=米子市三本松3丁目=は下地をピンク色に塗って白い花を描いてもらい、満足そうな笑顔を見せた。「みんなに自慢するために外出したい。しばらく水仕事はしません」。

 福祉ネイリストは、5年ほど前に日本保健福祉ネイリスト協会(東京都)が創設した民間資格。爪磨きやマッサージといった技術に加え、コミュニケーション方法を学ぶ6回の講習と、医療福祉施設での実習を受ければ資格を得られる。

 同センターがリハビリの一環として福祉ネイルを取り入れたのは2019年。小松雅来センター長(49)は、ネイルがきっかけで髪や身だしなみを整えるようになった利用者もいるとし「何歳になってもきれいでいたいという気持ちが生活にめりはりを生む」と効果を口にする。

 当初は多くがネイル未経験者とあって「この年になって恥ずかしい」と消極的だったようだが、仕上がりの美しさが人気を呼び、今や、順番は1年待ちだ。

 山陰両県には現在、福祉ネイリストが10人いる。このうち松江市在住の岸本伸之さんは唯一の男性。がんを患い、抗がん剤の副作用で黒ずんだ自分の爪を見て落胆した経験からネイリストを志し、2月に資格を得たばかりだ。「ネイルによって多くの人を笑顔にしたい」と意気込む。

 介護予防に詳しい吉備国際大の佐藤三矢准教授によると、福祉ネイルは、高齢者にとって外出しようという気持ちにつながり、フレイル(虚弱状態)予防に効果的だという。「外出していない高齢者ほど認知症になりやすいという研究データがある。ネイルは健康づくりに良い影響を与えるだろう」と確信する。


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