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【徳島県】

障害者の強みを「戦力」に 就労支援所と県内企業が連携・・・業務効率化や事業拡大に貢献

徳島新聞 2021年4月20日(火)
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中古車の商品化のため、車体を磨くアクティブの利用者=徳島市応神町古川の日産サティオ徳島

 障害者就労継続支援事業所との連携で効果を上げている企業が出てきた。障害者が「戦力」となり、業務の効率化や事業の拡大に貢献している。企業と事業所は「双方にメリットがある。障害者の特性や得意分野を生かすことで、いろんな仕事ができることを知ってほしい」とマッチング機会の充実を求めている。 

 就労継続支援事業所「アクティブ」(徳島市佐古四番町)の利用者4人は昨年5月から、日産サティオ徳島(同市応神町古川)内の中古車商品化センターで週5日働く。職業指導員の下、「商品化作業」と呼ばれる中古車の洗浄や清掃が主な業務だ。男性利用者(31)は「好きな車に関わる仕事ができ、やりがいがある」と笑顔を見せる。

 サティオ徳島は2014年に中古車販売事業の強化に向け、展示場を1支店から8支店に拡充。営業担当社員が「商品化作業」を兼務していた。5年間で売り上げを倍増させたものの、販売台数が伸びるにつれて作業時間も増えて残業が常態化。支店ごとに品質のばらつきが出るようになったため、集約するセンターを設けた。

 障害者と仕事のマッチングに取り組むコンサルタント会社「地域コンサル助っ人」(徳島市)の紹介でアクティブと請負契約を結び、業務を任せて約1年。社員が営業に専念できるようになり、残業の削減や品質の安定化につながった。

 サティオ徳島の藤村泰之社長(39)は「センターの開設を目指した当初、募集しても人材が集まらなかった。事業所との出合いがなければ事業拡大は頓挫していたかもしれない」と明かす。

 事業所にとっても新たな就労環境の確保に加えて多様な業務経験が積めるため、社会環境やルールを実践的に学べる利点がある。障害者の特性や仕事ぶりを企業側に理解してもらう機会になり、直接雇用につながりやすいとの期待感もある。

 アクティブの板東巧社長(46)は「特性によって苦手だったり、サポートが必要になったりすることはある。でも真面目で器用な人が多いので収益向上に貢献できる」と強調。県内でのマッチングが十分進んでいない現状に「橋渡しする人や場所が必要。もっと行政や支援機関が介入してくれれば」と訴える。

 県内の障害者施設でつくるNPO法人とくしま障がい者就労支援協議会では、会員施設の窓口となって企業の業務開拓に努めている。しかし、県や市町村からの受注がほとんどで企業は約1割にとどまっている。松下義雄理事長(56)は「先入観や固定観念で無理だと判断しないでほしい。強みを発揮することができれば企業の力になる」と理解を求めた。


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