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【神奈川県】

湘南西部病院協会が新システム 高齢患者の転院スムーズに

神奈川新聞 2021年5月10日(月)
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条件に合致した施設を検索できる受け入れ調整支援システム=平塚共済病院

 平塚市や秦野市の病院が加盟する神奈川県湘南西部病院協会が開発した患者らの受け入れ調整支援システムが、地域包括ケアシステムのネットワーク拡大に役立つと注目されている。システムに参加する医療機関や高齢者施設から条件に合致した施設を探しだし、受け入れ交渉できるのが特徴。医療と福祉の連携をサポートしている。
 「みとりまで丁寧にケアをしてくれる施設に移りたい」
 今年1月。平塚共済病院(平塚市)に入院する90代の女性患者=同市在住=が、長期療養できる市内の施設を希望した。ソーシャルワーカーの男性担当者は、システム上で女性患者の状態や必要なケアなどを入力し、唯一選び出された平塚十全病院(同)に受け入れを要請。11日後、転院が決まった。
 医療機関や高齢者施設などは、患者や利用者らを他施設に移す際、各施設のネットワークで対応できないことがある。平塚共済病院は従来、インターネットで検索して地道に条件に合う施設を探し、受け入れ先が決まるまで1カ月を要すこともあったという。男性担当者は「作業時間が短縮され、負担が減った」と実感する。
 新システム「medical B.I.G. net(メディカル・ビッグ・ネット)」は、同協会と静岡県の民間会社が2019年12月に共同開発した。地域包括ケアの基盤整備に取り組む同協会は、静岡県医師会が運用するシステムに着目。ベースとなる同社の製品の機能に検索時の立地条件などを加え、地元での生活を望む高齢者らに応えられるように改良した。
 昨年4月に本格運用を開始し、今年3月末現在、平塚、秦野市など同協会管内の約40施設が参加している。急性期病院から回復期病院への転院や、退院後の高齢者施設への入居などの調整に使われ、利用件数は約5700件に上る。
 同協会の丹羽明博顧問は、約1100施設が参加している静岡県医師会のシステムを念頭に置きながら「施設を増やし、より実効性を高めたい」と見据える。
 相模女子大学人間社会学部の松ア吉之助准教授(社会福祉学)は「地域包括ケアに取り組む上で医療と福祉の連携が重要だが、ネットワークを築くのに時間がかかる」と指摘し、システムの有効活用を期待。「作業の迅速化によってできた時間で高齢者や家族と向き合い、サービスの質を高めてほしい」と話している。


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