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【岡山県】

学生の食生活支援拡充 美作大・短大、野菜や米無料配布10年余

山陽新聞 2021年6月23日(水)
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無料野菜スタンドで野菜を選ぶ学生=5月26日、美作大・短期大学部

 美作大・短期大学部(津山市北園町)が、学生の食生活を支援する取り組みを拡充している。「無料野菜スタンド」と銘打ち、形や大きさがふぞろいの野菜や米などを地元農家らに無償提供してもらい、配布する仕組み。開始10周年を迎えた昨夏以降、近隣の学校や自治体とも連携を進め、構内での開催回数は当初の倍以上となる年50回超に増えた。新型コロナウイルス禍で仕送りやアルバイト収入が減った学生を支えようと、食材の寄付も広がっている。

 タマネギ、キャベツ、ホウレンソウ、ナス、ピーマン…。

 キャンパス中庭で開くスタンドには、旬の農産物を中心にさまざまな食材が並ぶ。約1100人の学生は7割以上が1人暮らし。ほとんどが利用し、毎回列ができるほどの好評という。

 食物学科2年女子学生(19)は「コロナの影響で飲食店でのアルバイト時間が減っている。1人暮らしで節約しているので、食材をもらえるのは本当にありがたい」と話す。

ロス削減 

 取り組みは2010年7月、無料野菜市場の名称で始まった。

 当時、学生部長だった鵜崎実学長が、大学周辺の農家や家庭菜園を楽しむ人たちが余剰の農産物を譲り合っていると知り、協力を呼び掛けたのがきっかけ。食品ロス削減が図れると、開催回数は次第に増え、缶詰やレトルト食品なども集まるようになった。

 昨年10月には、国連が提唱する「SDGs(持続可能な開発目標)」推進のための人材育成で連携している津山高専(津山市沼)でも月1回程度のペースでスタート。それぞれが受け入れた食材が無駄にならないよう、同大・短期大学部との間で余った野菜などを交換し合う。

 規模が広がってきたこともあり、今春、近隣の自治体に協力を打診したところ、美咲町が「コロナ禍の学生支援や農家の生産意欲向上につながる」(町地域みらい課)と手を挙げた。

 自治体で初めて同町が参加した5月下旬のスタンドには、町職員らが食材を持ち寄った。今後は農家にも加わってもらい、地区単位で収集場所を設け、学生や教職員が取りに行くこととしている。

名前掲示

 コロナ感染拡大後、経済的に困窮する各地の学生の姿が報じられるようになってからは、月数件だった地域などからの食材の寄付は倍以上に。自治体の中にも、美咲町以外に参加を検討しているところがあるという。

 「学生には地域の人たちに支えられて成長していると伝えたい」と鵜崎学長。そのため、並べる食材には提供者の名前を掲示する。

 地域住民との交流などを狙いに、現在は教職員が手掛けているスタンドの運営についても、できる限り学生主体で準備や食材の収集をしていく方針。美咲町内の祭りや農作業に学生が参加する計画もある。

 同大・短期大学部は「学生には農業の大切さや食材をいただくありがたみを感じてほしい。協力してくれる皆さんに恩返しができる活動にも取り組んでいければ」としている。


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