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【熊本県】

eスポーツ、障害者支援に 熊本県内企業が大会開催やチーム設立 社会参加促進、成長実感の機会に

熊本日日新聞 2021年8月12日(木)
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香福寺で開催されたeスポーツ大会。障害者や小中学生、高齢者計16人がパズルゲームで対戦した=6月、熊本市中央区

 コンピューターを使った対戦型ゲーム「eスポーツ」を、障害者の交流や就労の機会づくりに活用する企業が増えている。移動する必要がなく、身体が不自由な人も参加できるのが大きな利点。熊本県内でも注目されている。

 「すげえ、プレーが速すぎてかなわない」

 6月下旬、熊本市中央区の香福寺で開かれたeスポーツ大会。対戦相手の小学生をうならせたのは身体障害者らだった。脊髄性筋萎縮症などのため多くが寝たきりだが、あごや視線でコントローラーを巧みに操作し、数十秒で相手を倒した。

 大会は、eスポーツを通じて障害者の社会参加に取り組む「ハッピーブレイン」(合志市)が主催した。同社は、障害者と健常者の交流を目的にeスポーツ大会を1月から月1回程度開いている。

 同社は昨年8月、理学療法士の池田竜太さん(37)=合志市=ら3人が設立した。肢体が不自由な人向けのゲーム用コントローラーを身体の状態に合わせて選別し、貸し出すという全国的にも珍しい事業を展開し、就労支援も行っている。

 「大会があることで世界が広がり楽しみが増えた」。筋ジストロフィー患者の内田隆二さん(25)=合志市=はeスポーツ大会の常連参加者だ。今ではパソコンを操作できるまでになり、在宅での仕事の獲得を目指す。

 県内の18〜64歳の障害者は約4万5千人。このうち仕事に就いている人は約4500人、就労支援を受けているのは約7千人にとどまる。特に身体障害者は通勤の難しさから仕事に就くハードルが高く、池田さんは「eスポーツは自宅から参加でき、リハビリにもなる。難しいとされる寝たきり障害者の就業も実現したい」と話す。

 eスポーツの活用は全国に広がっている。北海道の国立病院機構北海道医療センターは重度身体障害者のリハビリとして導入し、障害者雇用の問題解決を図る「ePARA」(埼玉県)は障害者と事業者をつなぐために全国大会を開催。2019年には国民体育大会で初めて採用され、障害者も参加しやすいよう改造コントローラーの使用が認められた。

 障害者の就労や自立を支援する「障がい者ビジネススクール」(熊本市中央区)は昨年、知的障害者らのeスポーツチームを立ち上げた。チームで戦略を立てて対戦することで、発信力や課題発見の力を養っている。昨年度は18人中3人の就業が実現した。

 共同代表の徳丸宏美さん(42)は「eスポーツへの参加は、自己承認感や成長を感じる機会にもなる。ゲーム依存などの問題も指摘されているが、競技に取り組んでいるという意識が自己成長につながっている」と話している。(平澤碧惟)


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