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【福岡県】

高齢者サロン開けなくても・・・コロナ下の見守りに「地域の目」

西日本新聞 2021年9月27日(月)
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オレンジサロンでタオルを使って体操する参加者(2020年1月、嘉麻市提供)

 新型コロナウイルスの影響で、お年寄りの交流や見守り活動の実施が難しい中、高齢者サロンを展開する福岡県嘉麻市は、職員が感染対策をして自宅を訪ねたり、近くの住民が様子をうかがったりして「顔が見える関係づくり」に奮闘している。

 9月は世界保健機関(WHO)が認知症の理解を深めようと定めた「アルツハイマー月間」。市は高齢者対象のサロンやイベントなどを計画していた。しかし、緊急事態宣言が30日まで延長されたことなどから、いずれも中止になった。

 参加を予定した高齢者には、職員が個別に電話。様子に変化があれば、フェースシールドを付けるなどの対策をし自宅を訪ね、体調などを聞き取っている。

 4月時点で市の65歳以上人口は1万4560人。市全体に占める割合は39・7%と、県内の市の中で最も高齢化率が高い。直近10年間で10ポイントほど増え、対策の重要性は高まる。

 配食サービスや市バスの半額利用などで、高齢者の生活を支える嘉麻市。中でも福祉施設などに集まり近況や悩みを語り合う「オレンジサロン」は毎年、延べ2千〜3千人が参加するほど好評だ。お年寄りには、交流を楽しみながら認知症予防にもつながる場。市にとっては、高齢者の会話や様子などから認知症の兆しや症状の悪化をつかむ機会ともなる。

 高齢者の急増に、単独でサロンを運営するのが難しくなった市は、住民から「協力したい」との声もあり5年前、サロン運営者を募集。市民団体や福祉施設、病院などが手を挙げ、市内10カ所で開けるようになった。現在、サロンは13カ所で、活動費は市が年間で10万円を上限に助成。多くはお茶代や消毒液などの購入に充てられ、「サポーター」と呼ばれるスタッフはボランティアで活動する。昨年は計94回開かれた。

 このうち、市民ボランティア団体「ニコニコ会」は、同市大隈町の「夢サイトかほ」で月に1回開く。市職員や介護福祉士だったサポーター14人が、約50人の高齢者を見守る。

 ピアノの先生を招いて音楽を楽しんだり、春にはツツジを見に行ったり。代表者は「いずれ自分たちも歩む道。逆にどう生きるかを先輩方に教わる場」と活動を意義づける。サポーターは毎月、絵手紙を描き参加者に送る。休会の9月は、真っ赤なヒガンバナや栗を描き「一歩ずつ秋へ近づく」とのメッセージを添えた。代表者は「毎回楽しみにされているので(休会は)心苦しい」とこぼす。

 市によると、高齢者の見守りについては、洗濯物を長く干したままにしていないかなど、近くの住民が気に掛けるケースもあるという。担当者は「高齢者の様子を直接確認することが難しい今、『地域の目』がより一層大切だ。これからも連携を深めたい」と話す。


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