アイコン

トップ

アイコン

高齢・介護

アイコン

医療

アイコン

障害者福祉

アイコン

子ども・家庭

旧トップ
ページへ

トップ背景
wamnetアイコン
検索アイコン
知りたいアイコン
ロックアイコン会員入口
アイコントップ |
アイコン高齢・介護 |
アイコン医療|
アイコン障害者福祉|
子ども・家庭
アイコン



ランダム表示の広告
福祉医療広告

高齢・介護
医療
障害者福祉
子ども・家庭

ニュース
トップ

【福井県】

介護施設入所者の夜間急変、遠隔で相談 職員負担減へ福井県内6カ所で試験運用 外部の看護師対応

福井新聞 2022年1月28日(金)
ニュース画像
夜間の対応マニュアルを確認する介護職員=福井県勝山市の特別養護老人ホーム「さくら荘」

 介護施設入所者の夜間急変に対応する職員の負担を減らそうと、遠隔で救急対応を相談できる「夜間オンコール代行サービス」が、福井県勝山市内の6施設で試験的に運用されている。施設の夜勤職員が電話で民間業者の提携看護師から助言をもらって救急搬送を要請。救急隊や病院とも情報を共有する仕組みだ。施設職員が救急車に同乗する必要は原則なくなり、夜間待機する施設側の看護師の負担も減らす狙いがある。

 この実証事業は県の補助事業「未来技術活用プロジェクト」の一環。全国約350施設に同サービスを提供しているドクターメイト(本社東京)が、昨年12月〜今年2月末の期間で試験運用している。

 同社と提携している看護師が全国各地で待機し、施設からの電話で相談を受ける。発熱や転倒などで夜間に入所者の体調が急変した際、緊急性を判断して救急搬送の要否を助言。職員から聞き取った▽発見時の症状▽体温▽血圧▽脈拍▽既往歴―などの情報を報告書にして施設に送信する。

 救急搬送が必要と判断した場合、提携看護師は福井勝山総合病院に受け入れ確認を行い、メールやファクスで報告書を共有。施設からの119番を受けて到着した救急隊には現場で報告書が渡され、職員の同乗が原則不要になる。

 実証事業に参加している6施設のうち、特別養護老人ホームさくら荘(同市北谷町)では従来、看護師2人が交代で夜間待機のシフトを組んでいたが、導入後は待機が原則不要になったという。昨年12月から約1カ月間で夜間オンコールは5件、うち1件は救急搬送に至った。谷口肇副施設長は「施設側の看護師の負担が軽減され、夜勤職員も気兼ねなく電話相談しやすくなった」と打ち明ける。

 ドクターメイトは試験運用後、県内全域での検討する方針。同社は「介護現場の人手不足解消をはじめ、軽症での救急搬送が増えている中で医療機関や救急隊の負担軽減も果たし、地域の課題解決に貢献したい」としている。

■人出不足の現場「メリット大」

 介護施設をサポートするサービス「夜間オンコール代行」の背景には、人材確保に腐心する現場の事情がある。

 特別養護老人ホームさくら荘によると、夜間に入所者の体調が急変した際、自宅待機中の看護師が施設に駆けつけ、救急車に同乗しした後、翌日の勤務に入ることもあったという。夜勤の介護職員が搬送に同行する場合には施設に残る人員が手薄になるなど、スタッフの肉体的・精神的負担が課題になっていた。

 ドクターメイトが提供するサービスは、1床当たり月額で税込み1650円。入所者100人を抱える施設なら、毎月16万円余りの出費になる。県の補助がある実証事業は2月末までで、継続するかは各施設の判断となる。さくら荘の谷口副施設長は「スタッフの負担が減らせるメリットは大きい。職員募集の際に(他施設より)有利になるかもしれない」と話し、離職防止や雇用への効果に期待を寄せる。

 今回の枠組み構築には県の支援もあって「医療・介護現場の負担軽減につながる」(福井勝山総合病院)、「事前に病院に情報が伝わりスムーズな搬送が期待できる」(市消防本部)という関係機関の協力が得られた。谷口副施設長は「施設と嘱託医、病院、救急隊の4者の連携が不可欠。地域で仕組みを整えるには、行政のバックアップも鍵になる」と話している。


ページトップ