
子ども食堂で使用するすごろくの遊び方を確認する川島高校の生徒=同校
徳島県吉野川市川島町で29日に子ども食堂が初めて開設されるのを前に、ボランティアで運営に参加する川島高校(同市)の生徒が20日、来場する子どもらに楽しんでもらうための遊び道具の準備作業を同校で行った。
JRC部員を中心に約40人が参加。石丸憲治校長から紙とストローで組み立てる飛行機の作り方を教わった後、子どもに教えられるよう自分たちで試作した。節電について学ぶすごろくも用意し、遊び方を確認した。3年の小野木菜穂JRC部長(17)は「子どもが笑顔になれるようサポートしたい」と意欲を見せた。
同校のJRC部は過去2年、新型コロナウイルスの影響でほとんど活動できない状況が続いていた。子ども食堂を開設する地元の合同会社・川島えがお倶楽部(くらぶ)代表の明石眞和さん(60)からボランティアの誘いを受け、快諾した。
生徒らは当日、食事の前後に子どもと遊んだり、絵本の読み聞かせをしたりする。会場設営や受付、配膳なども手伝う。準備作業を見守った明石さんは「皆さん自身が子どもとの関わりを楽しんでほしい」と生徒に語り掛けた。