
大人に見守られながら思い思いに遊ぶ子どもたち=神戸町八条、町ふれあいセンター
児童館のように子どもたちが思い切り遊べる場所がほしい−。そうした保護者の思いに寄り添おうと、岐阜県神戸町の母親らがボランティアで集まり、子ども預かり事業「みんなのいえ・ふわふわ」を立ち上げた。
町社会福祉協議会と町内の子育て支援団体「ウィズ」、「ほっと」が後援。初日は南平野小学校の児童を対象に、同町八条のふれあいセンターで実施した。
下校時からサポーターが付き添い、約30人の子どもたちが参加。宿題に取り組んだ後、安全に楽しく過ごすための約束事を斉唱した。その後、和室や屋外のゲートボール場、グラウンドなどに向かい、地域のボランティアら約20人の大人に見守られながら、輪投げやボール遊びなど、思い思いに楽しく遊んだ。
利用した男子児童(9)は「学校より楽しい。帰りたくなかった」と満足げ。母親(35)は「夕方は忙しい時間帯。預かってもらうことで、時間を有効に活用できてありがたい」と話した。
開設を主導した女性は「コロナ禍でオンライン授業が普通になり、保護者も疲れている人が少なくない。無料で安心して利用できる場所を提供し、保護者が少しでも自分の時間を確保できるようになれば。今後は他校区でも開催したい」と話した。
問い合わせはごうど観光交流館ひよしの里、電話0584(51)4704。