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【神奈川県】

ヤングケアラーの心の支えに 横浜でクラシックコンサート

神奈川新聞 2022年8月5日(金)
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演奏を披露したピアニストの高見秀太朗さん(左)とバイオリニストの柏原悠さん=横浜市鶴見区

 精神疾患を抱える親と暮らすヤングケアラーの子どもたちに、プロによるクラシック音楽を届けるコンサートが7月23日、横浜市鶴見区のココファン横浜鶴見で開かれた。子どもたちの要望に応えた生演奏のイントロクイズなども行われ、笑顔の絶えない時間を過ごした。
 コンサートは、一般財団法人「100万人のクラシックライブ」が子どもたちの心のケアを目的に、無料で演奏家を派遣するプロジェクトの一環。困難を抱える家庭に対し包括支援を行う一般社団法人「Omoshiro」(同区)の依頼を受けて実現した。
 この日は小学生ら約20人を前に、ピアニストの高見秀太朗さん、バイオリニストの柏原悠さんの2人がエルガーの「愛のあいさつ」や、ビゼーのオペラ「カルメン」の「前奏曲」「ハバネラ」など5曲を披露。
 後半はディズニー映画や人気アニメの主題歌のイントロクイズで盛り上がり、子どもが電子ピアノで弾く「きらきら星」に高見さんが即興で伴奏を付けると、温かな拍手が送られた。イベントの最後にはヒット曲「世界に一つだけの花」が披露され、参加した子どもたちや親が色とりどりのサイリウムを揺らし、会場一体となって楽しんだ。
 「Omoshiro」の勝呂ちひろ代表理事は、要望やSOSを口に出さずに我慢してしまうヤングケアラーの子どもたちには、大人とかけ合う力を育む必要があると強調する。後半のプログラムは、子どもたちのリクエストを2人に実現してもらったもので、「自分の意見を伝え、受け止めてもらえる経験ができた」と目を細めた。
 高見さんは「『支援しているよ』という言葉では上下の関係になってしまいがち。だからこそ音楽を通じてつながっていることを実感してほしい。今日の経験が心の支えになれば」と話した。


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