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【岡山県】

寄付食材で安価な総菜提供 生活支援へ福祉法人と学生連携

山陽新聞 2022年10月14日(金)
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総菜の販売準備をするカフェのスタッフと学生ら

 社会福祉法人・クムレ(岡山県倉敷市栗坂)は川崎医療福祉大(同市松島)の学生と連携し、食品ロスの削減と地域住民らの生活支援を兼ねた新たな取り組みを始めた。家庭などで余っている食材の寄付を募り、総菜にして安価で提供する。

 家庭で食べきれない食料品や農家の田畑、家庭菜園で栽培した作物で出荷や消費できないものを寄付してもらう。材料費を抑えられるため、総菜の価格を安く設定でき、購入した人の経済的な負担や家事の手間を減らせると考え、企画した。

 クムレが運営する「カフェ栗の家(おうち)」(同市栗坂)で9月末に第1弾を実施した。今回はクムレの職員と家族らに寄付を呼びかけ、カボチャ、サツマイモ、ナス、タマネギ、ピーマン、米、乾麺などが集まった。カフェのスタッフが調理し、牛肉と野菜のマリネ、カボチャのコロッケや煮物、ポテトフライ、サツマイモご飯など10品を用意した。いずれも1パック(1〜2人前程度)200円で寄付の協力者は半額。計約120食を販売した。

 今後は月1回程度の開催を予定している。将来的には1人暮らしの高齢者や事情があって外出が困難な人たちへの配達もしたい考え。見守りにもなり、顔見知りになることで災害時の支援にもつながるからだ。クムレが運営する障害者就労支援施設の利用者も調理や販売で力を発揮し、それぞれの収入増も期待できるといい、クムレの久保巨人さんは「食を通じて地域を結び、みんなが幸せになれる事業を目指す」と言う。

 川崎医療福祉大・直島克樹講師(社会福祉学)のゼミ生も参加し、昨春から準備を進めてきた。学生たちは企画段階からアイデアを出し、チラシ作りやSNS(交流サイト)での情報発信などを担っている。カフェでの販売も手伝った学生は「さまざまな人の支えとなる活動が定着し、広がってほしい」と話している。


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