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【高知県】

高知市の薬局に困り事を行政やボランティアへとつなぐ生活相談の窓口

高知新聞 2020年1月17日(金)
高知市の薬局に困り事を行政やボランティアへとつなぐ生活相談の窓口

地域住民に生活相談窓口を開設した「病院通薬局あぞの店」(高知市薊野北町2丁目)

 高知市は、市民が日常生活で抱える困り事を行政やボランティアへとつなぐ「ほおっちょけん相談窓口」を市内26カ所にこのほど新設した。現在はモデル5地区(旭、一宮、江ノ口西、春野、三里)の薬局などが無償で窓口を担い、相談内容に応じ関係機関に橋渡しする。高知市の担当者は「周知不足もあって利用はまだ低調。積極的にPRしていきたい」としている。 

 「高知市型共生社会」を目指す取り組み。人口減や少子高齢化で地域の支え合う力が低下する中、住民と関係機関をスムーズにつなぐ窓口をつくろうと昨年11月設置した。

 事業は高知市社会福祉協議会に委託。窓口は高知市社協の障害者福祉センターと春野あじさい会館にあるほか、地域貢献のため無償で引き受けた22薬局と2社会福祉法人も市の認定を受けて開いている。

 相談窓口の一つ、病院通薬局あぞの店(薊野北町2丁目)では窓口設置の前から、薬剤師が高齢者らに困り事を相談されることが多かったという。統括管理薬剤師の吉永光伸さん(47)は「今までは聞くことしかできなかったが、解決に向けた具体的な仕組みに参加できて良かった」と話している。

 高知市健康福祉部によると、26カ所の窓口にはこれまで、「不燃ごみの当番を誰かに代行してもらえないか?」「大型家具を市外に運びたい。頼める先はないか?」といった困り事やご近所トラブルの相談が寄せられ、市の担当部署や高知市シルバー人材センターなどにつないだ。ただ、相談件数は昨年末時点で12件にとどまる。

 市は窓口を市内全域に広げていく方針で、全戸に配布する広報紙などでPRに努める。山本聡・地域共生推進担当参事は「深刻な悩みに限らず、『高齢のため自宅の電球交換が難しい』といったささいなことでも気軽に相談してほしい」と呼び掛けている。

 相談窓口の薬局などには認定シールを掲示している。問い合わせ先は高知市社協(088・856・5539)。(芝野祐輔)

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