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【岡山県】

小児がん復学、注意点を動画に 岡山、感染症予防や体力面

山陽新聞 2020年1月10日(金)
小児がん復学、注意点を動画に 岡山、感染症予防や体力面

病気の子どもの復学支援に向けた動画撮影の打ち合わせをする関係者

 小児がんの子どもたちの復学を支援しようと、就実大(岡山市中区西川原)の森口清美准教授らが動画作製を進めている。復帰の際に担当する教諭向けで、病気を経験した子を持つ親や医師、看護師、院内学級の教諭らが気をつけてほしい点などを語るスタイルでまとめる。3月の完成を目指す。

 小児がんの子どもや家族は治療が終わっても、長期入院によって疎遠になりがちな学校や友人との関係などで心配を抱えるケースが多い。動画を活用して、あらかじめ学校現場に子どもや家族の不安を伝え、保護者との関係の保ち方や学習支援の方法、クラスメートへの伝え方を考え、支援態勢を整えてスムーズな復学につなげてもらう狙いだ。

 動画は、医師による病気の説明や感染症予防、体力面での注意事項、既に経験した担任教諭のアドバイス、保護者の要望などで構成する。昨年末には経験者の母親のインタビューを撮影し、母親はクラス皆で迎え入れる準備をしてくれたり、体調をはじめ学校の様子を小まめに連絡してくれたりしたことで安心感が増したと話していた。

 完成した動画は、医師や保護者、関係する学校と院内学級の教諭らが出席する入院時カンファレンスの際などに見てもらう予定にしている。

 森口准教授らは大学教員や医療関係者らで復学の専門チーム「スクリエ」(代表・大見サキエ岐阜聖徳学園大教授)を組織し、パンフレットや絵本を作って学校の教諭や保護者、子どもに啓発してきた。動画作製は、その一環。

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