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【徳島県】

コロナ下、介護施設職員の負担減へ サカクリーニングが入居者私物洗濯サービス 専用設備導入、下着も引き受け

徳島新聞 2022年8月3日(水)
コロナ下、介護施設職員の負担減へ サカクリーニングが入居者私物洗濯サービス 専用設備導入、下着も引き受け

サカクリーニングが導入した介護施設入居者専用の洗濯設備=徳島市新浜町1の同社

 県内でクリーニング店5店舗を経営するサカクリーニング(徳島市)は、介護施設向けに入居者の私物を洗濯するサービスに乗り出した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、職員が洗濯する施設が増えていることから、自社のノウハウを生かして手助けする。同社によると、県内のクリーニング店では初めて。

 サービスでは、感染症対策として一般向けのクリーニングと作業ラインを分けている。本店工場の一画を区切って、一度に30キロ分の衣類を洗える業務用の全自動洗濯機1台のほか、大物用と小物用の乾燥機を各1台導入した。

 厚生労働省は、介護老人保健施設での感染防止のため、家族らの面会は緊急時を除いて制限するよう、各都道府県などに求めている。このため、入居者の衣類を施設職員が洗濯するようになっており、職員の業務負担に加え、下着の紛失や取り違えが起こったり、デリケートな衣類を誤って傷めてしまったりといったトラブルも発生しているという。

 同社の坂雅弘社長が、サービス付き高齢者向け住宅の経営者から悩みを聞き、自社の技術やノウハウで解決できると判断。徳島保健所の指導を受けながらサービス態勢を整えてきた。

 通常クリーニング店では洗わない下着やタオルなども引き受ける。洗濯物は入居者ごとにネットに入れて取り扱い、バーコードで管理して紛失を防ぐ。週3回、担当者がネットの回収に訪れ、洗って乾燥させ、たたんだ上で次の訪問時に納品する。基本料金は月々定額4180円。施設ごとに利用者を取りまとめてもらうなどして対応する。

 機械の導入など総事業費1720万円のうち、1140万円は国の事業再構築補助金を活用した。坂社長は「洗濯に手間を取られて困っている施設は多いはず。喜んでもらうことができればうれしい」と話している。

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