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【神奈川県】

1人暮らし高齢者にロボット ''同居'' 神奈川・愛川で実験

神奈川新聞 2021年7月27日(火)
1人暮らし高齢者にロボット ''同居'' 神奈川・愛川で実験

パペロアイと会話を楽しむ小島ヤス子さん(愛川町提供)

 神奈川県愛川町は1人暮らしのお年寄りに自宅でロボットとの会話を楽しんでもらい、暮らしの見守りにも役立ててもらおうと、見守りロボット「PaPeRo i(パペロアイ)」を活用する実証実験を始めた。町内の10人に8月末まで使ってもらい、効果を検証する。
 町内には鉄道駅がなく、1人暮らしのお年寄りにとって、離れて暮らす家族との行き来は容易でない。さらに、新型コロナウイルス禍で外出しにくくなり、お年寄りが周囲の人と会話する機会も減っていることから、町は見守りロボットの実証実験に取り組むことにした。
 4月に希望者を募り、申し込んだ67〜89歳の男女10人が6月下旬からパペロアイと“同居”を始めた。
 パペロアイはNEC製のロボットで高さ約30センチ。小さなこま犬のような愛らしい外見をしている。朝、昼、晩の1日3回、お年寄りの写真を撮影して遠方の家族のスマートフォンに送信するほか、家族から送られたメッセージを画面に映し出したり、音声で伝えたりする。お年寄りが「病院に行ってくるね」などと話しかけると「行ってらっしゃい」などと答えてくれる。
 利用者のうち最高齢の小島ヤス子さん(89)は、町職員から操作方法の説明を受けた後、早速パペロアイに「ごくろうさま」と話しかけた。「お疲れです」などと返事が返ってくると「すごいね」と感心していた。
 町高齢介護課では実証実験の成果を踏まえ、2022年度の本格導入を検討する。

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