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【高知県】

買い物難民をICTで支援 高知工科大など実験、映像見て商品吟味

高知新聞 2022年8月9日(火)
買い物難民をICTで支援 高知工科大など実験、映像見て商品吟味

タブレットの映像を見ながら、離れたスーパーの商品を購入する住民(香美市の奥物部ふれあいプラザ)

 近隣に量販店のない中山間地域を支援しようと、高知工科大学などが4日、情報通信技術(ICT)を活用し、遠隔で買い物をする実証実験を行った。住民は画面に映し出される商品を吟味しながら買い物を楽しんだ。

 地域課題解決に取り組む工科大が、土佐山田ショッピングセンター、遠隔地をつなぐシステムを開発している凸版印刷(本社・東京都)に実験を呼び掛けた。

 眼鏡型端末(スマートグラス)を装着した人が陳列棚を見て回ると、その映像が離れた場所のタブレット端末に同時に映し出される仕組み。購入者は音声で欲しい商品を探してもらったり、購入品を指示したりできる。

 この日は、バリューかがみの店(土佐山田町百石町2丁目)と奥物部ふれあいプラザ(物部町大栃)をつないだ。住民や大栃中学校の生徒ら約10人は「四万十の鶏肉あるかえ? 量の多いやつ」「白菜は4分の1のサイズでお願い」などと指示。個数や量について話をしながら買い物した。

 体験した笹岡敬子さん(79)は「今は車に乗って買い物に行きゆうけど、いつ体が動かんなるか分からん。そんな時に助かるね。操作も分かりやすかった」と期待。工科大の担当者は「今後は配送やコストの課題を解決し、継続可能な仕組みとして実現させたい」と話していた。(福井里実)

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