第4回 計算書類の簡素化
計算書の簡素化

(ここに注目!)
 会社法などの世界では、会社計算規則に基づいて作成されるものが「計算書類」、金融商品取引法の財務諸表規則に基づいて作成されるものが「財務諸表」とされている。社会福祉法人の場合当然これらの区分とは関係がない。むしろ注目すべきは旧基準の計算書類は4種類なのに対し、新基準では財務諸表とされたものは3種類になったことだ。財産目録が財務諸表の内容を補足する書類として付属明細書との並びの位置づけになった。
 またもう1点、従来の会計各ルールで定められていた多種多様な別表や明細表を付属明細書として統一して、必要最小限のものに整理とされている点も注目だ。


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