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関節リウマチ関節リウマチ(かんせつりうまち)
ゆっくりと確実に関節破壊が進む疾患です。体のいずれの関節にも起こります。女性に多い疾患です。 【主症状】 ・関節症状として、関節の痛み、腫れ、手指のこわばり、炎症による関節破壊、関節の機能障害などがあります。 ・その他に、肘やアキレス腱の皮下結節、腱鞘炎、眼の血管炎、貧血、脱力感などが起こります。 【生活上の障害】 ・上記の諸症状による生活動作の制限があります。 ・関節破壊のため、介助に専門的な知識、技術が必要とされます。 【予後のリスク】 ・関節破壊が高度に進行した場合(ムチランス型)、本来の関節が消失して脱臼を起こします。寝たきりへ移行しやすくなります。 【気をつけたいこと】 ・服薬管理と定期受診が必要です。薬剤により副作用もありますが、服用をやめることで病状の悪化など、より深刻な状態に陥る危険があります。 ・症状を正しく見極め、状態に合った介助方法を選択します。 ・リハビリは身体機能の維持に重要です。ただし、医療職と十分に連携した上で行います。 ・病気とのうまいつき合い方、当事者の仲間づくりのため、患者会「日本リウマチ友の会」等への入会を勧めます。
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