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ケアマネジャーのしごとガイド

閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)

四肢の主要な動脈の動脈硬化が進み、狭窄または閉塞が起こることにより血液の流れが悪くなり、手足に循環障害を起こす疾患です。

【主症状】

・手足の冷感、しびれ、疼痛(とうつう)が生じます。

・一定距離を歩行すると下肢が痛み、数分すると回復します(間欠性跛行(はこう))。

・安静時に手足の痛みがあります。

・潰瘍、壊疽(えそ)が生じます。

【生活上の障害】

・上記の諸症状が生活障害につながります。

【予後のリスク】

・重症の虚血による足趾(そくし)の切断が起こりえます。

・突然の下肢の痛みや蒼白、脈拍の消失としてあらわれる急性動脈閉塞に注意が必要です。

・致命的な血管障害への移行が起こりえます。突然の呼吸困難や意識障害などが徴候です。

【気をつけたいこと】

・内服薬(抗血小板薬、血管拡張薬)の確実な服用が必要です。病状管理に果たす役割が大きいです。

・間欠性跛行があっても、運動の機会を無くさないようにします(買い物など)。

・禁煙への心がけが必要です。喫煙は危険因子のなかでもリスクが高いといえます。

・フットケアが大切です。日頃から足の状態を気づかい、小さな傷や変化に気づいたら受診するようにします。

・全身の動脈硬化の部分症状であるため、心筋梗塞や脳梗塞にも注意が必要です。

監修者
小林大輝東京医科大学茨城医療センター総合診療科教授

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