独立行政法人福祉医療機構が運営する福祉・保健・医療の総合情報サイトです。

トップ

高齢・介護

医療

障害者福祉

子ども・家庭

知りたい

wamnetアイコン
検索アイコン
知りたいアイコン
ロックアイコン会員入口
トップアイコン1トップ |
高齢アイコン高齢・介護 |
医療アイコン医療|
障害者福祉アイコン障害者福祉|
子どもアイコン子ども・家庭
アイコン



介護保険の全てのサービスに対応したソフトです
福祉医療広告

ケアマネジャーのしごとガイド

摂食・嚥下障害(せっしょく・えんげしょうがい)

加齢や脳血管障害、パーキンソン病などの疾患により、食べ物の咀嚼や嚥下に障害がある状態です。

【主症状】

・物を飲み込むのが困難になります。

・飲み込みの際にむせたり、咳き込んだりします。

・喉や胸につまった感じがあります。

・食べ物が口の中で引っかかったり、残ったりします。

・食べるのに時間がかかります。

・食べ物が口の中に逆流したり、吐いたりします。

・口が渇きます、または逆に唾液(だえき)が多くなります。

【生活上の障害】

・唾液や食べ物が気管に入り(誤嚥(ごえん))、窒息や誤嚥性肺炎を起こす危険があります。

【予後のリスク】

・口の中が不衛生な状態で誤嚥を起こした場合、重症の肺炎に至るおそれがあります。

【気をつけたいこと】

・高齢者の場合、嚥下反射や咳反射が低下しているため、誤嚥を起こしてもむせないことがあります(不顕性誤嚥)。誤嚥のサインは発熱、脱水、声の変化などです。

・誤嚥予防のため、食事の内容は半固形物(おかゆ、ゼリーなど)が望ましいです。また、可能であれば食事は座位でとります。

・口腔ケアで口内を衛生的に保ちます。

・生活リズムを整えます。覚醒状態の向上により、誤嚥の危険性は低下します。

・噛むことや会話することは、嚥下リハビリにつながります。

・誤嚥すると必ず肺炎になるわけではなく、予防するには栄養状態や感染症に注意し、虚弱状態に陥らせないことが重要です。

監修者
小林大輝東京医科大学茨城医療センター総合診療科教授

ページトップ