トップ

高齢・介護

アイコン

医療

アイコン

障害者福祉

アイコン

子ども・家庭

旧トップ
ページへ

トップ背景
wamnetアイコン
検索アイコン
知りたいアイコン
ロックアイコン会員入口
アイコントップ |
アイコン高齢・介護 |
アイコン医療|
アイコン障害者福祉|
子ども・家庭
アイコン



ランダム表示の広告
福祉医療広告

高齢・介護
医療
障害者福祉
子ども・家庭

連載コラム
トップ

身の回りの整理術

全12回に渡って、身の回りの整理をするためのヒントをお届けします。


<執筆>
坂戸 健司

第3回: 「いつもいるもの、使うもの・・・。」

一番上の引き出しに表れるサイン

 前回までは主に机の上の整理についてお伝えしてきました。今回からは机の機能で最も重要なもののひとつ、“引き出し”の整理について考えてみましょう。まず以下のことが机の引き出しの整理に必要なポイントです。

@使うものの頻度によって収納する場所を決める。
A机の引き出しにはそれぞれ個性がある。
B常にバージョンアップをする。

 この3つのポイントを意識しながら、自分のオリジナルな、整理された引き出しのシステムをつくり出してください。

 よく使う一番上の引き出しがゴチャゴチャになっているときは、どこか精神的にイライラしていたり、仕事の流れがスムーズになっていないことがあります。目に見えないところは片付けも後回しになり、整理されないままになっていることがありますので、この一番上の引き出しの中を一つの“サイン”と捉えて、整理することを心がけましょう。

 では、まず筆記用具を入れる一番上の引き出しを整理してみましょう。ここには机の上の次に使用頻度の高いものを収納します。たとえばホッチキス、ハサミ、クリップ、印鑑、電卓など、小物の収納に向いています。自分の仕事、デスクワークに応じて引き出しの中のレイアウトも考え、いろいろ工夫しながら作り上げていきます。

 イラストのように手前によく使うもの、奥に向かって逆L字に仕切りをして整理するとスムーズに取り出せます。作業をしながら引き出しの中を見ないで「サッと」取り出せたら、ベストポジションといえます。

 次に中段、2番目の引き出しには使用頻度が比較的少なくて、かさばる物を収納することをお勧めします。たとえば記録媒体のCDやDVDなども重ねたりせず、専用ケースに入れてラベル等で「タイトル」を明記します。ケースに入れる場合でも、透明なものにするなどして一目でわかるように工夫をしましょう。

引き出しの特性を考え、使用頻度順に配置

 実際の引き出しの整理方法ですが、机の上の整理と同様に、引き出しの中のものをすべて出して「空」にすることから始めましょう。どこに何を入れるかを決めたら、イラストのように「仕切る」のです。100円ショップに行けばいろいろな整理用品があります。事前にレイアウトを紙に描いて、サイズも測って買うようにしましょう。このようにして置く場所を決め、それが入るケース(仕切り)があれば、自然とものの“定位置”が決まります。仕切ることがうまくいくと物の収まりがよくなり、使い心地がよくなります。「出したら戻す」その基本ができる環境が整ったということです。ただし「仕切る」コツはあまりぎちぎちに仕切るより、サッと取り出せるよう、スペースに“余裕”を持たせてレイアウトするといいでしょう。取り出すのに手間がかかっていては整理効果も半減します。

 以下に引き出しの整理の5原則をまとめてみました。参考にして引き出しの中のバージョンアップを試みてください。

≪ 整理の5原則 ≫

1.引き出しの特性を考えて、どの場所に何を入れると取り出しやすく、しまいや
  すいかを考えて“定位置”を決める。

2.ぎちぎちに詰めず“余裕”を持たせる。

3.よく使うものを手前に位置を決める。そうでないものは奥に収納する。使用頻
  度順にものを配置する。

4.開閉の衝撃で散乱するので、できるだけ仕切る。

5.奥に入れたものは“死蔵”になる可能性が高いので定期的に見直す。

 机の上、そして引き出しの1段目と2段目、この3カ所が整理できているだけでも、仕事はスムーズに進められるようになります。ぜひ「5原則」を読みながら、手順を踏んで整理してみましょう。

※ この記事は月刊誌「WAM」平成24年6月号に掲載されたものです。
月刊誌「WAM」最新号の購読をご希望の方は次のいずれかのリンクからお申込みください。

ページトップ