介護福祉士
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注意1 | 「社会福祉士及び介護福祉士法」の改正により、平成29年度(第30回)から、養成施設ルートが介護福祉士国家試験の受験資格となりました。なお、養成施設を令和8年度末までに卒業する方は、卒業後5年の間は、国家試験を受験しなくても、または、合格しなくても、介護福祉士になることができます。この間に国家試験に合格するか、卒業後5年間続けて介護等の業務に従事することで、5年経過後も介護福祉士の登録を継続することができます。令和9年度以降に養成施設を卒業する方からは、国家試験に合格しなければ介護福祉士になることはできません。 |
注意2 | 実務経験ルートで受験を希望する方は「実務経験3年以上」だけでは受験できません。 在留資格「特定技能1号」「技能実習」で就労している外国籍の方は、実務経験ルートになります。 |
注意3 | 平成20年度以前に福祉系高等学校(専攻科を含む)に入学し、卒業した方、特例高等学校(専攻科を含む)を卒業し、9ヶ月以上介護等の業務に従事した方、EPA候補者で「令和6年5月以前入国者」の方は、介護福祉士資格の登録を申請するまでに「介護過程V」を受講し、登録申請時に「介護過程V修了証明書」を提出する必要があります。 ただし、令和5年度までに介護技術講習会または介護過程を修了し、国家試験合格時に修了から3年を経過していない方については、登録申請時に「介護技術講習修了証明書」または「介護過程修了証明書」を提出すれば、「介護過程V修了証明書」を提出する必要はありません。 また、実務者研修を修了している方は、登録申請時に「実務者研修修了証明書」を提出すれば、「介護過程V修了証明書」を提出する必要はありません。 |
受験の申し込みはその年によって異なりますが、一般的には8月上旬〜9月上旬の受付期間に社会福祉振興・試験センターに必要な書類を提出します。
1月下旬、北海道、青森、岩手、宮城、秋田、福島、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、石川、長野、岐阜、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、和歌山、鳥取、島根、岡山、広島、香川、愛媛、高知、福岡、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄の全国35の試験地で一斉に実施されます。
1 出題形式等
出題形式は五肢択一を基本とする多肢選択形式とし、問題に図表等を用いることがある。出題数は125問、総試験時間数は220分とする。
2 「総合問題」
4領域(人間と社会、介護、こころとからだのしくみ、医療的ケア)の知識及び技術を横断的に問う問題を、事例形式で出題する。
3 各パートの出題予定数
午前、パートA
人間の尊厳と自立、介護の基本
社会の理解
人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
生活支援技術
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60問
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午後、パートB
こころとからだのしくみ
発達と老化の理解
認知症の理解
障害の理解
医療的ケア
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45問
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午後、パートC
介護過程
総合問題
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20問
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4 合格基準
@ 次のア、イの条件を満たした者を合格者とする。
A ア、イの条件を満たさない者でも、次のウの条件によりパートごとの判定を行ない、すぺてのパートごとの合格基準を満たした者(パート合格の有効期限内の者に限る。)を合格者とする。
ア 問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数(以下、合格基準点という。)以上の得点の者。
イ アを満たした者のうち、以下の11試験科目群すべてにおいて得点があった者。
@人問の尊厳と自立、介護の基本 A社会の理解 B人問関係とコミュニケーション、コミュニケーシヨン技術 C生活支援技術 Dこころとからだのしくみ E発達と老化の理解 F認知症の理解 G障害の理解 H医療的ケア I介護過程 J総合問題
なお、配点は、1問1点の125点満点である。
ウ 次のパート別内訳表のすべてのパートを受験した全受験者の、各パートの平均得点の比率を用いて、全体の合格基準点を按分して得られる各パートの点数以上を得点し、かつ、当該パートを構成する試験科目群すべてにおいて得点があった者。
<パート別内訳表>
パート | 試験科目群 |
---|---|
A | @人間の尊厳と自立、介護の基本 |
A社会の理解 |
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B人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術 |
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C生活支援技術 |
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B | Dこころとからだのしくみ |
E発達と老化の理解 |
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F認知症の理解 |
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G障害の理解 |
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H医療的ケア |
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C | I介護過程 |
J総合問題 |
次により、パート別内訳表のうち、受験したパートごとの判定を行ない、すべてのパートごとの合格基準を満たした者(パート合格の有効期限内の者に限る。)を合格者とする。
・すべてのパートを受験した全受験者の、各パートの平均得点の比率を用いて、全体の合格基準点を按分して得られる各パートの点数以上を得点し、かつ、当該パートごとを構成する試験科目群すべてにおいて得点があった者。
注意1 | 配点は、1問1点でAパートは60点、Bパートは45点、Cパートは20点の125点満点である。 |
注意2 | パート合格は、パート合格した試験の翌々年まで有効である。 |
注意3 | 不合格となった者についても、(1)Aウによりパートごとの判定を行なう。 |
注意4 | (1)A及び(2)については、第39回介護福祉士国家試験から適用する。 |
出典:「介護福祉士国家試験の受験者・合格者の推移」|厚生労働省
(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_54923.html)
一般的には養成施設ルート、または実務経験ルートから資格を取得します。
なお、地域によっては地方自治体や社協が資格取得の希望者に修学資金を援助したり、受験対策講座を行ったりしているところもあるため、関係機関に照会するとよいでしょう。
公益社団法人日本介護福祉士会
公益社団法人日本介護福祉士養成施設協会
公益財団法人社会福祉振興・試験センター