臨床心理士
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心の問題を抱える人に対し、臨床心理学などにもとづく専門的な援助を行う

しごとの内容

 心理学的な技法によって対象者を検査・診断し、さまざまな心理療法を行います。

 具体的には、心の問題や悩みなどについて臨床的な心理学の技法を用いて解決を図ったり、相談に応じたりします。このため、業務にあたっては心理診断の能力や心理治療的援助、技法上の的確な処置能力、人的援助システムの管理能力などが求められます。

主な職場

 病院、精神保健福祉センター、デイケアセンター、少年鑑別所、児童相談所、学生相談所、教育相談機関、企業内診療所、自営業

将来性

 心理系の資格は2015年9月、「公認心理師法」が議員立法で成立し、「公認心理師」として国家資格化されました。臨床心理士は日本臨床心理士資格認定協会の認定資格ですが、とくに臨床心理学の専門職として今後も活躍が期待されています。

 近年、不登校や校内暴力、いじめによる自殺や少年犯罪・非行などが社会問題となっており、すべての公立の小・中学校、高校にスクールカウンセラーを派遣することとされているため、将来性は十分です。

有資格者数

  3万4,504人(2018年4月現在)

勤務形態

 原則として日勤ですが、まだ非常勤の場合のほうが多いようです。

給与水準

 公務員やこれに準じた関係機関の場合、公務員給与規定にもとづきます。病院など民間の場合、公務員給与規定に準じて資格手当が付くこともあります。

 なお、開業者はまだ一部ですが、なかには年収500万〜600万円と高収入を得ている人もいます。

資格取得のルート

 臨床心理士を養成する指定大学院、または専門職大学院を修了し、所定の要件を満たして認定試験の受験資格を得る、もしくは諸外国で指定大学院と同等以上の教育歴を有する、あるいは医師免許取得者であって臨床経験を2年以上積むなどして認定試験の受験資格を得ます。そのうえで、日本臨床心理士資格認定協会が実施する臨床心理士試験に合格し、資格を取得します。

 ただし、資格の取得後、5年ごとに資格の更新が義務づけられ、過去5年間、学会活動やワークショップへの参加、認定協会主催の研修会への参加などがポイントとして評価されます。更新時に最低15ポイントを取得していることが必要です。


臨床心理士試験の概要

試験内容 〈筆記試験〉
設問=100題
@臨床心理査定
A臨床心理面接
B臨床心理的地域援助
C@〜Bの研究調査
D臨床心理士に関する倫理・法律等の基礎的知識及び技能
小論文=1001字以上1200字以内
〈口述面接〉
試験日 年1回、10〜12月
試験場 東京
申し込み期間 7〜8月ごろ
受験手数料 資格審査料30,000円。認定料50,000円

合格者状況

合格者状況

資格取得のポイント

 試験科目は臨床心理査定や臨床心理面接、臨床心理的地域援助などのため、心理学系統の学問を学びます。

 また、実務経験が必要な場合、学校を卒業後、教育相談機関や病院等の医療施設など、心理臨床の経験として認められる職場に就くことが大切です。

関連団体・組織

日本臨床心理士会

 https://www.jsccp.jp/

日本臨床心理士資格認定協会

 http://fjcbcp.or.jp/