目の不自由な人が杖を使って安全に歩行できるよう歩行訓練を指導するほか、点字やパソコンを使って他人とコミュニケーションをとったり、調理や掃除、食事などの日常生活に必要な動作・技能の指導を行ったりする専門職です。

視覚障害リハビリテーションセンター、視覚障害者入所・通所施設（各指導員）、在宅の視覚障害者宅（支援員）、自治体（職員）、専門学校（講師）など。

　公的な資格ではありませんが、厚生労働省の認定資格のうえ、視覚障害者は約30万人ともいわれているため、将来性はあります。

　常勤、非常勤とばらつきがあります。

　常勤の場合、月収18万〜35万円と施設や常勤、非常勤によって大きな幅があります。

　4年制の大学を卒業、または視覚障害リハビリテーション関連施設で2年以上、実務経験を積み、厚生労働省委託の日本ライトハウスの視覚障害生活訓練等指導者養成課程を受講し、視覚障害生活訓練等指導者の資格を取得します。また、国立障害者リハビリテーションセンター学院視覚障害学科を卒業し、視覚障害生活訓練専門職員の資格を取得します。

　どちらも2年間の養成課程ですが、日本ライトハウスの養成課程では原則として全日出席が修了の最低条件になっているなど、視覚障害者への理解や知識とともに強い意志も求められます。

社会福祉法人日本ライトハウス

　https://www.lighthouse.or.jp/

国立障害者リハビリテーションセンター学院

　http://www.rehab.go.jp/

日本歩行訓練士会

　https://nippokai.jp/wp/