救急救命士
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専門基礎分野 |
T人体の構造と機能 |
約6% |
U疾患の成り立ちと回復の過程 |
約3% |
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V健康と社会保障 |
約3% |
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専門分野 |
T救急医学概論 |
約28% |
A病院前医療概論 |
約7% |
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B救急救命処置概論 |
約19% |
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C必要な医学知識 |
約2% |
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U救急症候・病態生理学 |
約23% |
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A救急病態生理学 |
約9% |
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B救急症候学 |
約15% |
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V疾病救急医学 |
約19% |
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W外傷救急医学 |
約14% |
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X環境障害・急性中毒学 |
約5% |
5万1,369人(2015年12月末現在)
救急救命士の資格を有する消防職員 3万5,775人(2017年4月1日現在)
消防機関の規模や自治体によって勤務形態は異なりますが、勤務がある日は24時間体制で翌日が非番という場合が多いようです。勤務時間内に「待機」や「仮眠」の時間も含まれます。病院では24時間体制のほか、勤務時間が決められている場合もあります。
消防機関に勤務する場合は地方公務員となり、自治体によって異なるものの、平均年齢38,6歳で月収約40万円に加え、出動手当なども支給されます。勤続年数に応じた昇級もあります。
資格取得のルートは大きく分けて2つあります。
@専門学校を卒業する
高校を卒業後、専門学校で学び、救急救命士国家試験を受験して合格します。さらに、消防官採用試験を受けて合格すると救急救命士として消防署にて働くことができます。
A資格取得前に消防署へ勤務する
消防署の消防官採用試験を受けて合格し、消防署で消防隊員として勤務します。5年以上、または2000時間以上救急業務を経験し、6か月以上養成校で救急業務に関する講習を受けることで、救急救命士国家試験の受験資格を得られます。
救急救命士国家試験は高校を卒業後、専門学校で学ぶ、もしくは大学で指定科目を修了することで受験資格を得られます。消防機関に勤務後に資格取得をするルートもありますが、こちらは5年、または2000時間以上の救急隊員としての勤務、および救急業務研修の受講が必要となり、かなりの時間が必要です。救急救命士の資格取得者、あるいは取得見込み者を優先的に採用する自治体もあるため、まずは専門学校などで学び、試験に合格するのが救急救命士として働くうえでの早道といえるでしょう。
一般社団法人 日本救急救命士協会