社会福祉協議会(社協)に勤め、地域の福祉活動を推進するしごと
しごとの内容
市町村の社協に籍を置き、地域福祉活動を専門的に行います。地域福祉活動とは子育て支援や高齢者、障害のある人への支援など、地域が抱える課題を地域が主体となって解決していく活動のことです。福祉活動専門員は地域のなかで住民や団体、関連機関と連携しながら、地域福祉活動が広がっていくよう、サポートする役割を果たします。
具体的には、福祉活動を推進させるための方策について調査や企画、連絡調整を行うほか、広報、指導などを行います。
主な職場
各市町村の社協
将来性
高齢化や少子化などにより、地域の抱える課題が今後、ますます増加することが予測されるなか、地域福祉を担う人材の必要性は一層増していくと考えられます。
勤務形態
職場によって異なりますが、平日の9:00〜17:00の時間帯を中心とする日勤が一般的です。
給与水準
各市町村の社協の基準に応じた雇用条件となります。月収は20万円前後が目安です。
資格取得のルート
福祉活動専門員には資格制度はありませんが、社協で福祉活動専門員として就職するためには、社会福祉士または社会福祉主事任用資格を有することが求められます。
社会福祉主事任用資格を取得するには次の3つのルートがあります。
@大学などにおいて3つの指定科目を習得する
大学や短大において厚生労働大臣が指定する科目のうち、3つ以上を履修して卒業すると取得することができます。
A厚生労働大臣が指定する養成機関、または講習会を修了する
通学制、もしくは通信制の社会福祉主事養成機関で学ぶ、あるいは都道府県が実施する社会福祉主事資格認定講習会を受講することによって取得できます。
B社会福祉士、または精神保健福祉士の資格を取得する
社会福祉士や精神保健福祉士の資格を取得すると社会福祉主事任用資格も取得したものとみなされます。
資格取得のポイント
福祉活動専門員になるためには社会福祉士、または社会福祉主事任用資格を取得している必要があります。社会福祉士の取得方法は「社会福祉士」の項を参照してください。
関連団体・組織
全国社会福祉協議会(全社協)
http://www.shakyo.or.jp/