ボランティアコーディネーター
|
区分 |
活動内容の例 |
高齢者・障害者への活動 |
一人暮らしの人への配食、見守り、訪問、交流の場づくり、移動の補助、点訳、朗読、手話など |
子ども・青少年への活動 |
レクリエーション活動、スポーツ活動、キャンプ、イベントの運営、学習の援助、電話相談など |
環境に関する活動 |
森林や海岸の清掃、リサイクル活動、動物保護、防犯・交通安全など |
芸術・文化に関わる活動 |
美術館・博物館の案内、伝統文化の紹介 |
国際的な活動 |
発展途上国への援助、日本にいる外国人への支援など |
(地域福祉・ボランティア情報ネットワーク〈全国社会福祉協議会地域福祉部、全国ボランティア・市民活動振興センター〉ホームページより改変)
社会福祉協議会(社協:ボランティアセンター)、民間のボランティア支援団体、NPO支援センター・大学ボランティアセンター、NPO・NGO団体、高齢者施設や児童施設など社会福祉施設、病院、博物館や図書館など、学校、青少年教育施設、生涯学習センター、公民館、自治体、企業、まちづくり協議会
ボランティアコーディネーターは日本ではまだ専門的な職業としての認知は広がっていませんが、社協のボランティアセンターや民間ボランティア協会、福祉施設や病院などで少しずつ知られるようになってきています。ボランティアコーディネーターの名称を使っていなくても、実際にボランティアを調整するしごとをしている人は多くいます。その活動の必要性や重要性が高まるなか、活躍の場は広がっていくと見込まれます。
ボランティアコーディネーターにはとくに資格はありませんが、日本ボランティアコーディネーター協会により「ボランティアコーディネーション力検定試験」が実施されています。3級から1級まであり、試験の開催月は年度や級によって異なります。協会の行う「主催検定」のほか、各地の主催団体と共催で行う「共催検定」があります。主催検定は東京や大阪で行われますが、共催検定はその他の地域でも開催されます。
試験の申し込み方法については日本ボランティアコーディネーター協会ホームページを参照してください。
<ボランティア活動の内容例(災害以外)>
3級 |
ボランティア、ならびにボランティアコーディネーションに関する基礎的な知識を理解できている |
2級 |
ボランティア、ならびにボランティアコーディネーションに関する知識を実務に応用する力を身につけている |
1級 |
ボランティアコーディネーション力を使い、地域の課題の解決に向けた有効で、かつ実行可能な方策を提案できる力を身につけている |
1級:79人、2級:564人、3級:4465人(2018年12月現在)
職場によって異なり、常勤、非常勤、また、専任、兼任のいずれかなど立場もさまざまです。もっとも、団体によっては人事異動で他の部署に移る可能性があるため、継続的にボランティアコーディネーターの業務に就けるわけではありません。また、病院や高齢者施設などで他の職務を兼任する場合、夜勤を担当することもあります。
職場や勤務形態によって異なります。たとえば社協に正社員として勤務する場合、月収は20万円前後が目安となります。
全国社会福祉協議会(全社協)地域福祉推進委員会 / 全国ボランティア・市民活動振興センター
特定非営利活動法人日本ボランティアコーディネーター協会