利用者の自宅や地域で生活の世話や介護のサービスを提供する事業所
概要
在宅(居宅)介護サービスとは、障害や老化のため、自立して生活を行うことができない人に対し、その人の生活の場である家庭や地域を中心とした場所で介護する各種サービスを提供する企業・事業所です。
具体的には、自宅で行われる訪問介護員・ホームヘルパー(介護職員初任者研修修了者)や介護サービスチームによる生活介護、看護師や理学療法士(PT)による訪問看護、医師による居宅療養管理指導、介護施設へ通ったり、短期で宿泊したりして利用する通所・入所サービス、軽度の認知症高齢者が通所や地域での共同生活をしながら療養指導を受ける地域密着型サービス、福祉用具の購入・貸与、住宅改修費の受給のお手伝いなどを行います。
事業者数
35万8,795社(2017年10月現在)
主な就業職種
訪問介護員・ホームヘルパー(介護職員初任者研修修了者)、事務職員、介護支援専門員(ケアマネジャー)、義肢装具士、理学療法士(PT)、看護師、保健師、医療ソーシャルワーカー(MSW)
採用について
高齢者のみ世帯や一人暮らし高齢者世帯の増加、および介護保険制度の上乗せ・横出しサービスとして注目されている事業のため、求人数は今後も増えると思われます。
ただし、事業によっては社会福祉士や介護福祉士、介護支援専門員(ケアマネジャー)、訪問介護員・ホームヘルパー(介護職員初任者研修修了者)、理学療法士(PT)などの資格の取得者に限るものもあります。また、シルバーマークの認定事業所にあっては看護師、もしくは保健師や介護職員、ソーシャルワーカーなどを配置しなければならないため、看護師や保健師、社会福祉士などの有資格者がとくに求められると思われます。
関連団体・組織
日本在宅介護協会
http://www.zaitaku-kyo.gr.jp/
全国介護事業者協議会
https://www.minkaikyo.info/
なお、有料老人ホームについては「有料老人ホーム」の項を参照して下さい。