事務所に届けられた食品を仕分けるスタッフ=南アルプス市百々
認定NPO法人フードバンク山梨(南アルプス市百々、米山けい子理事長)は15日まで、生活困窮世帯に届ける家庭の余剰食品を回収する「フードドライブ」を行っている。学校給食がなくなる冬休み中の食料支援が目的で、計20トンの食品を送ることを目指している。
受け付けているのは2020年度産以降のコメ、乾麺やレトルト食品、缶詰、シリアル、菓子などのほか、クリスマス関連の食品も募集する。いずれも賞味期限が来年1月以降で未開封、常温保存が可能なものが対象。
期間中の平日は同法人事務所のほか、中央、南アルプス、山梨、大月、身延、富士川、市川三郷、富士河口湖の社会福祉協議会、笛吹市役所、協力団体の「ふじざくら」(富士河口湖町)、「富士の緑とフードサポート」(富士吉田市)で受け付ける。上野原と昭和(16日まで)、都留(15〜30日)の社会福祉協議会でも受け付ける。
集まった食品はクリスマスに合わせて、子どもがいる困窮世帯に届ける。担当者は「コロナ禍などで支援世帯が増加している。物価高で厳しいが、多くの人に参加してほしい」と話している。