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連載コラム
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身の回りの整理術

全12回に渡って、身の回りの整理をするためのヒントをお届けします。


<執筆>
坂戸 健司

第2回: 必要なものがすぐに取り出せる!?

片付けのコツ「四角いスペース」

 必要なものがすぐに取り出せる。それはすごい快感を与えてくれます。結果、整理された環境では楽しく仕事をすることができるため、そのための努力を惜しまなくなります。それが整理をするということです。

 整理する力が身につけば、仕事においても当然、好循環の作用が働き出してきます。毎日のようにいつも使う筆記用具を探している人は、自分のロスや無駄といったことに対しての「なぜなんだろう」という気持ちと、「その原因」に意識を向けるようにしましょう。

 では、必要なものがすぐに取り出せる机の整理について、具体的に説明をしていきます。まずイラストのように、机の上は使用頻度の高いものを中心に配置するように心がけましょう。常に使う筆記用具などは専用のペン立てを用意することで、いちいち引き出しを開け閉めする必要がなくなります。

 机の上の整理の基本は、最低限のものしか置かず、机の真ん中はなるべく広く、空きスペースにすることです。そして覚えてほしいことの一つに、片付けのコツは“四角”のスペースをつくるということです。そしてそれを広げていくように心がけるといいでしょう。凸凹がなく四角く整理されたスペースは視覚的にも広く見え、きれいに整った印象になります。整理された空間や机の上は、仕事を「さあ、始めよう!」といった気持ちにさせるので、モチベーションも高めてくれます。

  

机の上は必要なものだけ、定位置に置く

 ここからは、今からでもすぐに使える机周りの整理に必要なノウハウなどをいくつか紹介します。まず整理をする上で覚えておいてほしいことがあります。それは人間工学上、「人の目は自然と左から右へと動く」と言われていることです。

 そこで常に目に入る机の左側に、たとえばスケジュールが書き込まれたカレンダーなどを配置しておくといいでしょう。自然とカレンダーに目が行き、スケジュールに対しての意識が向くようになります。

 次に、前回お伝えした机の上の整理の方法(机の上にあるものを一度段ボールにすべて入れてから、必要なものだけ机の上に配置する)を実行された方は、これを機会に常に「必要なものだけしか机の上に置かない」というルールを設けるといいでしょう。分類と処分、そして「分ける」「捨てる」「戻す」という整理行動の基本を、まずは自分の机周りから続けていきましょう。

 さらに整理術のすべてに言えることですが“定位置”を決めることが重要です。ファイル帳でも筆記用具でも、「使ったら元の場所に戻す」という癖、習慣を身につけましょう。何でもかんでも出しっぱなしにする人は、この「自己しつけ」をぜひやってみてください。机の上は、工夫次第でたくさんの気づきを与えてくれるビジネス環境になります。すっきり片付いたら“楽しい”をキーワードに自分のオリジナルなアイデアを取り入れて、心地よい環境にしていきましょう。一例を挙げれば、電話機の横に小さな鏡を置いて、自分の表情をチェックしてから電話の応答をするなどの工夫もよいと思います。自分を客観的に見る、自分で自分を鍛えるということです。

 「環境整備」という意識を持つことで、片付けは面倒くさいことではなく、間違いなく仕事や生活の効率を高めてくれるメソッド(方法、法則)になります。それを手にすることで、安定的な精神状態まで形成してくれるものにきっとなってくれるはずです。イラストのようなすっきり感のあるデスクで、効率的に楽しく仕事をしてください。

※ この記事は月刊誌「WAM」平成24年5月号に掲載されたものです。
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