岩手ではおいしい味のことを「クルミ味がする」という言い方がされてきました。それほどおいしいクルミですが、拾い、洗い、乾かし、割り、むいて、それからやっと調理に入ります。手間がかかることからあまり利用されなくなってしまった資源を生かし、被災地での仕事づくりにつなげようというものです。
殻付きの和グルミを三陸の皆さんに拾い集めていただき、その和グルミを買い取りに沿岸をまわりました。被災地の方から、合計23トン、約230万個の和グルミを提供いただきました。そして被災され慣れない盛岡市内に避難された方々を雇用して、和グルミの殻むきをしていただいています。現在、8人の方を雇用しています。 | |