家いえで暮くらすのが難むずかしくなった高齢者こうれいしゃが中心ちゅうしんに利用りようします。一人ひとりひとりの生活せいかつスタイルに合あった計画けいかくに基もとづいて、できるだけ「自分じぶんでできること」を保たもち、生活せいかつのしづらさを補おぎないながら、安心あんしんしてくらしてもらう職場しょくばです。

１部屋ひとへやに１〜４人程度ひとりからよにんていどの人ひとが暮くらしていることが多おおいようです。
最近さいきんは、いくつかの個室こしつを１グループにし、まん中なかのリビングを囲かこんで共同生活きょうどうせいかつを送おくるといった、一般いっぱんの家いえのようなスタイルが増ふえています。お互たがいが家族かぞくのように支ささえ合あうことで、それぞれの「役割やくわり」や「できること」が増ふえて、元気げんきになってくれることを期待きたいしています。

年(とし)を重(かさ)ねると、病気(びょうき)などで思(おも)うように身体(からだ)が動(うご)かなくなったり、ものを覚(おぼ)えたり判断(はんだん)する力(ちから)が衰(おとろ)えがちになります。やがて、家(いえ)では生活(せいかつ)がしづらくなり、本人(ほんにん)も戸惑(とまど)ったり、手助(てだす)けをする家族(かぞく)の負担(ふたん)が大(おお)きくなることもあります。

この職場(しょくば)には、このように、年(とし)を取(と)ったことが原因(げんいん)で家(いえ)では食事(しょくじ)やトイレ、入浴(にゅうよく)など日々(ひび)の生活(せいかつ)がしづらくなった高齢者(こうれいしゃ)が移(うつ)り住(す)んできます。

高齢(こうれい)であっても、自分(じぶん)でできることはまだまだあります。その人(ひと)の「自分(じぶん)らしく暮(く)らしていきたい」という気持(きも)ちを大切(たいせつ)に、周(まわ)りの適切(てきせつ)な環境(かんきょう)と手助(てだす)けでご本人(ほんにん)の力(ちから)を活(い)かしながら、その人(ひと)らしい生活(せいかつ)を叶(かな)えながら過(す)ごしてもらうようにしています。

この職場(しょくば)は、介護(かいご)が多(おお)く必要(ひつよう)な人(ひと)が暮(く)らす生活(せいかつ)の場(ば)です。そのため主(おも)に、食事(しょくじ)やトイレ、入浴(にゅうよく)など日常生活(にちじょうせいかつ)に必要(ひつよう)なことを助(たす)ける技術(ぎじゅつ)を持(も)つ「介護(かいご)職員(しょくいん)」や、体調(たいちょう)を整(ととの)える知識(ちしき)が豊富(ほうふ)な「看護(かんご)職員(しょくいん)」が働(はたら)いています。働(はたら)く人数(にんずう)は、法律(ほうりつ)でだいたい決(き)められています。

２〜３交代(こうたい)制(せい)のシフト勤務(きんむ)で、日中(にっちゅう)は１日(にち)８〜９時間(じかん)勤務(きんむ)する施設(しせつ)が多(おお)いようです。仕事(しごと)のタイミングを見(み)ながら、交代(こうたい)して休憩(きゅうけい)を取(と)ります。