(有料老人ホーム、
サービス付き高齢者向け住宅)
目次

		
介護などさまざまなサポートを提供する高齢者の住まい
どちらも、体の状態が思わしくなかったり、ひとり暮らしでは不安が多い人が移り住む「住まい」です。食事を提供したり、身の回りの手伝いをしたりする介護サービスを中心に行うのが「介護付き有料老人ホーム」、比較的元気で自立した人が、困ったときの生活の援助や緊急時の支援を受けるのが「住宅型有料老人ホーム」、またその人が元気かの安否確認や生活相談などを中心に提供するのが「サービス付き高齢者向け住宅」(「サ高住」と呼ばれることもある)です。
いずれも、あくまで入居者の「自宅」なので、入居は1人1室が基本です。夫婦で一緒に入居ができるところもあります。

		状態はさまざまだが、自宅での暮らしに不安がある高齢者
さまざまな事情で、自宅での暮らしに不安がある高齢者が移り住んで過ごしています。
ただ、比較的介護サービスを必要としない高齢者は、サービス付き高齢者向け住宅や、外部の介護サービスを利用する「住宅型有料老人ホーム」を利用する傾向があります。
生活のさまざまな場面で介助が必要だったり認知症があったりする人は、その施設内で介護サービスも提供する「介護付き有料老人ホーム」に入居することが多いようです。
また、家族の介護負担を減らすなどを目的に、短期で利用する人もいます。

		ホームの種類によって、介護職や相談員など職種はさまざま
		住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では、主に日常生活の相談にのる生活相談員がいて、生活で困ったことなどの相談にものってくれます。この場合、介護が必要ということになったら、外の事業者が介護サービスを提供します。食事やトイレ、入浴などの介助をする介護職(介護福祉士)、体調の管理を行う看護職(看護師)もいます。
そのほかにこんな人も!
リハビリをして体の機能を回復・維持する機能訓練指導員
一人ひとりに必要でぴったりな計画を立てる介護支援専門員(ケアマネジャー)
		介護付き有料老人ホームの生活相談員の場合
2~3交代制のシフト勤務で、夜勤や宿直もあります。日中は1日8〜9時間勤務する施設が多いようです。
- 
			 
- 08:00
 - 
					出勤、介護記録で申し送り特に入居者からの訴え・相談の内容を確認
 
 - 
			 
- 10:00
 - 
					リビングで入居者と会話
							ワンポイント解説何気ない会話から、その人の困りごとを読み取る 
 - 
			 
- 11:00
 - 
					介護支援専門員(ケアマネジャー)などからの相談の電話に対応
							ワンポイント解説自宅で介護サービスを受けている人が入居を希望しているという相談に答える 
 - 
			 
- 12:00
 - 
					昼食、休憩
 
 - 
			 
- 13:00
 - 
					昼食後の入居者と会話食事についての感想を確認
 
 - 
			 
- 14:00
 - 
					入居希望者の見学に対応相談室で応対した後、ホーム内を案内
 
 - 
			
- 15:00
 - 
						ケアの話し合いに出席
							ワンポイント解説各入居者の生活上の望みなどからケアの方針を話し合う 
 - 
			
- 16:00
 - 
					職場内の委員会に参加
							ワンポイント解説 
 - 
			
- 17:00
 - 
					入居者の相談内容を整理入居者からの相談について、翌日には回答できるように準備
相談内容の記録も作成 
 - 
			
- 18:00
 - 
					終業
 
 


有料老人ホームは、「介護付き」「住宅型」など、入居する人の状態によってさまざまなスタイルがある

サービス付き高齢者向け住宅は、基本的に自立しているが、本人が無事かどうか見守ったり、日常生活上の相談をしたりという手伝いだけ必要という、比較的元気な人が入居することが多い

サービス付き高齢者向け住宅に入った後に、入居者さんの状態が悪化した場合、自分(または家族)で介護支援専門員などを頼んで介護サービスを手配する必要がある

高齢者のひとり暮らしが多く、さらにご近所による手助けが期待できないなどの場合に、元気なうちからこれらのサポート付きの「住まい」に移り住みたいという要望が高まる
			施設などに入所・入居して暮らす
			自宅でサービスを利用して暮らす
			どう暮らせばよいか相談する

- 
			 
 
		福祉のしごとガイドトップへ戻る



		
 




