料理は、おいしく簡単に手間もかからずにできれば、喜びもひとしお。口にした相手から感嘆の声が得られれば、作り手も頬がゆるんで笑顔になってしまいます。手間をかけず、少しの工夫で、季節を感じつつ食事をすることはとても大切なことです。
このコラムでは、食卓を囲むみんながほっこり温まる料理、高齢者の方でも簡単においしく作れる料理を紹介していきたいと思います。

第3回 柔らかポークチャップ

ご飯に合う洋風お肉のかんたんメニュー!
豚のヒレ肉は柔らかくビタミンBを多く含んでいます。玉葱とも良く合う食材で、疲れたカラダの疲労回復にピッタリです。
材料(2人分)
- 豚肉(ヒレ・ひと口カツ用) 200g
- 玉葱 1個
- にんにく 1片
- ★ケチャップ 大さじ2
- ★ウスターソース 大さじ2
- ★酒 大さじ2
- ★砂糖 大さじ1.5
- ★醤油 小さじ1
- 塩、こしょう 適量
- 小麦粉 少々
- サラダ油 大さじ1
作り方
- 1. 玉葱は半分を薄切りにし、残りはすりおろす。にんにくは3つくらいに切る。
- 2. すりおろした玉葱と★を混ぜておく。
- 3. ヒレ肉に塩、こしょうしてから薄く小麦粉をまぶしつける。
- 4. 熱したフライパンにサラダ油をなじませ、3のヒレ肉を両面焼いて取り出す。
- 5. 同じフライパンで1の薄切りの玉ねぎとにんにくをゆっくり炒め、しんなりしたら2を加え、ひと煮たちさせておろし玉葱の辛味がとんだら肉を戻して全体を絡める。(必要なら塩、こしょうで味を調える)
☆マッシュポテト
(作り方)
粉ふきいもをつぶし、熱いうちに牛乳(お好みの固さになるまで)とバターひとかけらを加え、塩、こしょうで味つけ。
☆とうがんのコンソメスープ
(作り方)
とうがんは食べやすい大きさに切り、水とコンソメブイヨンで煮る。
☆ブロッコリーの塩ゆでとせん切りキャベツは、お好みのドレッシングでどうぞ。
ひとくちメモ
ケチャップの甘みがどこか懐かしい洋食おかずです。どなたでも食べやすいようにヒレ肉で作ってみました。ボリュームが欲しい方には肩ロースやロースをおすすめします(その際は筋切をしてください)。肉をメインにしたおかずには野菜をたっぷりと添えましょう。
☆高齢者の方へのポイント
豚肉料理は、栄養素として必要な良質のたんぱく質を豊富に含んでいるため夏バテの予防対策として良い食材です。お肉は、冷蔵庫から出してすぐ熱々のフライパンで焼くより、軽く塩こしょうをして少し室温に戻してから中火で焼くと柔らかく焼き上がります。また、せん切りキャベツ(胃腸の調子を整えてくれる)が食べにくいようでしたら、春キャベツを茹で酢味噌で和えると柔らかくおいしくいただけます。
監修:来海悦子(キッチンスタジオくるみキッチン主宰)
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