料理は、おいしく簡単に手間もかからずにできれば、喜びもひとしお。口にした相手から感嘆の声が得られれば、作り手も頬がゆるんで笑顔になってしまいます。手間をかけず、少しの工夫で、季節を感じつつ食事をすることはとても大切なことです。
このコラムでは、食卓を囲むみんながほっこり温まる料理、高齢者の方でも簡単においしく作れる料理を紹介していきたいと思います。

第8回 鶏のはちみつ焼き

疲れたからだに優しいはちみつメニュー!
はちみつには、ビタミン類やミネラル類をはじめ、アミノ酸や酵素といった栄養素も豊富に含まれており、昔から栄養価の高い健康食品だと言われています。栄養を吸収しやすいので、疲れたからだに効率良く元気を与えてくれます。
材料(2人分)
- 鶏肉(もも) 大1枚
- ★しょうゆ 大さじ1
- ★はちみつ 大さじ1
- ★赤ワイン 大さじ1
- すだち 1個
- 塩 ふたつまみ
作り方
- 1.鶏肉に下味の塩と少々のはちみつ(たれ用のはちみつとは別)をすりこみグリルで焼く。
- 2.全体の7割がたに火が通ったところで、★を合わせたたれを数回に分けて塗りながら照り色がつくまで焼き上げる。
- 3.ひと口大に切り分けて盛りつける。(お好みですだちを添えてください)
- ※赤ワインをバルサミコ酢に変えるとよりコクがでておいしくなります。
☆ブロッコリーのチーズ焼き
(作り方)
フライパンにサラダ油少々をひき、ブロッコリー1/2を小房に分けて塩ゆでしたもの(塩味がほんのりつく程度)を焼く。その上にとろけるチーズをのせ、チーズがトロリとするまで加熱する。(周囲に流れたチーズは触らずにそのまま焼き上げるとせんべい状になります)
☆キノコスープ
(作り方)
小鍋に水300ml、固形コンソメ1/2個を入れ沸騰させる。しいたけ2枚、しめじ1/2パック、えのき1/2パックを食べやすい大きさに切ったものを加え、全体がしんなり煮えたら、塩、こしょうで味を調える。
ひとくちメモ
最近はスーパーでもいろいろな調味料が手に入りやすくなりました。毎日ごはんを作っていると、どうしても同じメニューと味つけでマンネリになるという話をよく聞きます。
おうちでのごはんは定番の味つけが落ち着きますが、時には変化を持たせるともっと楽しくなりますよ。そんな時におすすめなのが、メイン食材は同じでも調味料を変えてみるという工夫です。今回は、赤ワインやバルサミコ酢がそれです。どうぞ好奇心をおいしいスパイスに取り入れてみてください。
☆高齢者の方へのポイント
赤ワインやバルサミコ酢がない場合には、はちみつとマスタードを混ぜるだけの簡単ソースでも鶏肉とよく合います。焼く前に、肉にはちみつを少し塗っておくと加熱しても固くなりにくくしっとりと焼き上がります。また、はちみつを塗ることによって、肉がこんがりと照り色良く焼き上がります。
過去のコラム一覧
- 第24回:タラと里芋の豆乳グラタン
- 第23回:牛肉のたたき
- 第22回:エビとブロッコリーのうま煮
- 第21回:レンコンと鶏ひき肉のハンバーグ
- 第20回:タラのおろし煮
- 第19回:薄切り肉のミルフィーユカツ
- 第18回:牛肉とマッシュルームのトマト煮込み
- 第17回:うなぎの炊き込みごはん
- 第16回:ブリの煮つけ
- 第15回:自家製サケのみそ漬け
- 第14回:薄切り肉の黒酢酢豚
- 第13回:きのこの土鍋ごはん
- 第12回:鶏肉の青のり竜田揚げ
- 第11回:トマトとエビのゼリー寄せ
- 第10回:ネバネバぶっかけそば
- 第9回:ちりめんじゃこの混ぜ寿司
- 第8回:鶏のはちみつ焼き
- 第7回:マグロの漬け丼
- 第6回:米ナスの肉みそあんかけ
- 第5回:サケの揚げ焼き甘酢あんかけ
- 第4回:ハマチのマリネ サラダ仕立て
- 第3回:柔らかポークチャップ
- 第2回:鶏手羽元と里芋の煮物
- 第1回:さんまの有馬煮