料理は、おいしく簡単に手間もかからずにできれば、喜びもひとしお。口にした相手から感嘆の声が得られれば、作り手も頬がゆるんで笑顔になってしまいます。手間をかけず、少しの工夫で、季節を感じつつ食事をすることはとても大切なことです。
このコラムでは、食卓を囲むみんながほっこり温まる料理、高齢者の方でも簡単においしく作れる料理を紹介していきたいと思います。

第7回 マグロの漬け丼

相性抜群!アボカドとマグロの漬け丼メニュー!
今回ご紹介した漬けだれは、魚に良く合います。マグロは、魚の中でもDHAの含有量が多く、高齢者にも好まれる魚のひとつです。マグロの漬けと一緒に組み合わせたアボカドには、カリウムや不足しがちな食物繊維も多く含まれていますので、積極的にとりたい栄養価の高い食材です。
材料(2人分)
- マグロ 160〜200g
- 青ネギ(小口切り) 1本分
- 煎りゴマ 少々
- わさび 少々
- ごはん 小丼2杯分
- 卵 1個
- アボカド 1個
- レモン 1個
<たれ>
- ★しょうゆ 大さじ2
- ★酒 大さじ1
- ★みりん 大さじ2
作り方
- 1.酒とみりんを耐熱容器に入れる。電子レンジで20秒ほど加熱し、アルコール分をとばし、しょうゆを加え冷ましておく。
- 2.マグロはそぎ切りにして1に漬ける。(約2時間程度〜)
- 3.卵に塩少々を加えてフライパンにサラダ油少々をひき薄焼き卵を作り、細めの短冊に切って錦糸卵を作る。
- 4.アボカドは縦半分に切って皮をむき、7mm程度にスライスしてレモン汁をかける。
- 5.小丼にごはんをよそって、錦糸卵をちらし、アボカド、マグロをのせて青ネギと煎りゴマをふる。わさびを添えて出来上がり。
☆チンゲン菜とさつま揚げのさっと煮
(作り方)
小鍋にサラダ油少々をなじませて、食べやすく切ったチンゲン菜1束とさつま揚げ1枚を鍋で炒める。だし100mlを注いで沸騰したら酒大さじ1、みりん、しょうゆ各大さじ1/2、塩少々で味をつけさっと煮る。
☆なめこ汁
(作り方)
なめことさいの目に切った豆腐をだしで煮てみそをとく。赤だしの場合は、仕上げにみりんを少し加えると味がまろやかになります。
ひとくちメモ
魚メニューを食卓に取り入れるポイントは、素材の魚に合わせて献立を臨機応変に変えることです。あらかじめ決まったメニューで決まった魚を求めても、いいものが手に入らない日もあります。安くて旬の活きのいいものを自在に献立に活かせたら素敵です。とはいえ、最初からは難しいと思いますので、今回はいつでも手に入るマグロで挑戦です。魚のメニューもいろいろと掲載する予定ですので、バックナンバーも含めて挑戦してみてください。
☆高齢者の方へのポイント
今回ご紹介するマグロ丼は年齢問わずお好きな方の多いメニューかと思います。
ごはんは白ごはんでも酢めしでもどちらでもいいのですが、温かいごはんの場合は、盛りつけせたらすぐに召し上がってください。
タイやヒラメを漬ける場合は漬けだれにすりゴマを入れると風味が増します。
お刺身盛り合わせのパックを利用して色々な魚が組み合わさったごちそう漬け丼も楽しいですね。
過去のコラム一覧
- 第24回:タラと里芋の豆乳グラタン
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- 第21回:レンコンと鶏ひき肉のハンバーグ
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- 第19回:薄切り肉のミルフィーユカツ
- 第18回:牛肉とマッシュルームのトマト煮込み
- 第17回:うなぎの炊き込みごはん
- 第16回:ブリの煮つけ
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- 第14回:薄切り肉の黒酢酢豚
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- 第11回:トマトとエビのゼリー寄せ
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- 第9回:ちりめんじゃこの混ぜ寿司
- 第8回:鶏のはちみつ焼き
- 第7回:マグロの漬け丼
- 第6回:米ナスの肉みそあんかけ
- 第5回:サケの揚げ焼き甘酢あんかけ
- 第4回:ハマチのマリネ サラダ仕立て
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